毎年4月を迎えると、有り難いことに表記の学校から講座の依頼があり、
いつの間にか、若者たちに会えるのを楽しみにするような歳になった。
学校には3週間ほど連続で通い、ちょっとした司会講座のスクールっぽくなるのだが、
生徒の方も私の毒舌に慣れた頃、残念ながら別れが待っているのだ。
もっと教えれば、確実に上手くなるなあ~と思える人が毎年数人いるからね、
今後の業界にとっては明るいが、どうにも消化不良の感は否めない。

実際には、生徒の皆さんが司会者になるわけではなく、
葬祭業界に就職したいということだから、そのための講座の様相を呈している。
積極的に個性を出してもらいたいし、自分を見つめて、長所と短所を知ってもらう。
そこから、そして「底」からスタートだと思って構わない。
先は長い、長―い社会生活の始まりだけど、葬祭業界を選んでくれてありがとう!
少しづつ、ほんの少しづつでいいから確実に成長してくれれば…と思いますねえ。

彼らがこの1年をどう過ごすかは分からない。
しかし、来年、卒業制作発表の場で成長した姿を見ることになるだろう。
…多分。