バールフットが見たい (井手一男)

東京国立博物館にバールフットがやってきた!

と言っても、何のことやら? ですよね。

日本の宗教家の間では、さほど話題にも載らないでしょうが、

カルカッタのインド博物館にある仏教に於ける最初期の遺跡です。

それが、トーハクに来ているのです…517日までだから何としても行かねば…

 

最初期の仏教遺跡といっても、BC2世紀の頃ですから、

釈迦入滅後2~3百年は経っているのです。

それでも、ストゥーパ(卒塔婆)信仰の原型が、

現代とはこんなに違うのか、とその淵源を見ることができます。

また「蓮」の持つ仏教的意味合いも異質なものでしょう。

そんな事を云うなら、仏像のイメージもガラリと違っていますが…

 

お釈迦様が荼毘に付された後、8つに分骨(10に分骨説もあり)されてから、

その後の動きが、初期の頃の遺跡を見ると分かりやすい。

我々は結果だけを知っているから、過去の遺跡を見ることで、

何処にどういう力が働いたのか、そうなったのは何故か、が想像しやすくなります。

あくまでも想像ですが…

 

釈迦を取り巻く環境と、その滅後作成された都合の良い事実の数々。

とても興味深い…その報告は、また後日。