6月5日、「司会実技1.2級」と「接遇実技1.2級」の映像を撮影しました。
毎年、FUNETに格納する映像教材を撮影しています。

各年度を並べてみますと、少しずつ難易度が上がっているのが分かります。
今年は、接遇実技1級の課題を制限時間の2分以内に終えるのに手こずりました。
難しくなってきましたね。
昨年の1級合格率が53%弱…なるほど分かります。
また、試験の難易度の話だけではなく、この20年間を振り返ると
葬祭業界の変遷が理解しやすいですね。
因みに、私が葬祭ディレクター1級技能審査試験を受験したのが平成8年。
試験はこの年から始まったのですが、試験科目は実技試験が「司会」「幕張」の2科目、
そして学科試験は現在と同じですが、当時は○×のみでした(現在は4択も)。
その他の詳細も徐々に変わるのですが、それはさて置き、初年度は合格率もかなり高い
…確か1級で80%後半だったと記憶しています。
しかも今から振り返ると、大変優しい問題ばかりで、とても大きな顔はできません。
当時の1級合格者で、現在の試験に受かる人は(滅多に)いない筈です。
(20年前ですから、退職された方も多いでしょうが)

その翌年の平成9年から葬祭D試験対策講座がスタートしました。
やはり長いです。
FUNETシステムが完成してから、映像教材を完備することになるのですが
これがなかなか大変で、この先どう展開するか思案中です。
この日、同じスタジオで「ピアノ」と「クラシックギター」に依る
オリジナル曲の編集前の音源を一部聞きました…興味深い出来栄えです。
FUNETには現在213曲のオリジナル曲がありますが、まだまだ増え続けます。
ポピュラーな楽曲も良いとは思いますが、営利目的では扱いづらいこともあるし、
グリーフの観点からもヒット曲は避けるべきとの判断もございます。
音楽の世界にパラダイムシフトが起きたとしても、名曲は避けるべきかもしれません。
葬祭ディレクター受験対策講座で、結局、私が一番教えられています。
有り難いことです。