ちょっと嬉しい(Nishida)

初めて見ました()黄卵(おうらん)!!

聞いてはいたけれど実際に見るのは初めて。

この当たった感を伝えたくて思わず写真を撮りました(笑)

二黄卵は重く、普通は規格外なのでパック詰めの際に除かれるのですが、

養鶏場やその近隣の直売所で買った卵にはよくあるそうです。

 

食品としては何ら問題は無く、産卵開始直後の排卵リズムが不安定な

2カ月の時期に、複数の卵黄が連続して排卵されることでできるそうです。

一羽の鶏が二黄卵を産む確率は12%という説も。

 

ここで、身近な食材「卵」についての「へぇ~」な事をご紹介。

 

1 賞味期限                            

採卵日を入れて15日(生食の場合)。茹で卵を保存する場合は冷蔵庫に入れ

24時間以内に食べると。卵には7,000から17,000個も小さな穴(気孔)が

あり、酸素を取り入れ卵内部で発生した炭酸ガスを排出するガス交換をし

ています。つまり茹でることで気孔から雑菌や水が卵の中に入ってしまうため

茹で卵はお早めにお召し上がりください。加熱したから大丈夫という訳では

ないのですね~。

 

2 卵のL玉やM玉の違い                      

卵の重量によって農林水産省が定めた選別するための取引規格です。卵の価

格決定や私たちが卵を買う時の選別の基準を目的としています。

L玉は重量6470g未満、M玉は5864gというように定められていますが、

卵黄の大きさはほとんど同じなのです。ですから大きな卵は卵白が多いとい

うことです。驚きです。これからは迷わずMを購入します(笑) 

 

Q3 黄身の色が濃い方が栄養価が高いのか?              

卵黄色の濃淡の違いは直接栄養価には関係ありません。黄身の色は餌に含ま

れる色素に移行します。着色用の飼料を与えていないのならば自然な黄色で

す。昨今、濃い色の黄身が人気になっている背景から、黄色とうもろこしや

乾燥アルファルファ(豆科の牧草)、パプリカ(赤とうがらし)等の添加物

を配合飼料に加えられ黄身の色は、人工的に濃くされています。

 

Q4 黄身の横に付いている白い塊は何?                

カラザ(卵帯)と言って、常に卵黄の位置を一定に保つ役割をもち、成分は

タンパク質。特に多くのリゾチームが含まれています。このリゾチームは細

菌を溶菌する作用があり食品保存に利用されています。取り除いて食べる人

も多いと思いますが、良質なタンパク質で出来ていますので食べても栄養に

なるだけで何の差し支えもありません。

 

Q5 卵は洗浄しなくて食品衛生上問題ないのか?            

洗ったり布などで拭くと卵の表面のクチクラ層が剥がれ、気孔から雑菌や

水が卵の中に入ってしまいます。卵は洗卵し出荷されているので家庭で卵

を洗わなくても大丈夫。目につく様な汚れはふき取る程度に。

 

Q6 冷凍はできる?                         

殻付きでなければ可能ですが、細菌が繁殖しやすい為控えた方が無難。

 

Q7 白身が濁っている卵は大丈夫?                  

新鮮なたまごの卵白には炭酸ガスが多く含まれていて白く濁って見える。

この炭酸ガスは時間の経過とともに殻の表面の気孔から抜けていきます。

 

Q8 茹で卵は剥きやすいものと剥きにくいものがあるのはナゼか?    

新鮮なたまごの卵白には炭酸ガスが多いため剥きにくく、炭酸ガスが

抜けて、たまごと殻の間に隙間が出来る程度の日数が経つと剥きやすくなる。

作る前に、膨らんでいる側に安全ピンなどで穴を開けてから茹でるとヒビが

入らず剥きやすい。

 

いかがでしたでしょうか。身近でも知らなかった事が多く、

生卵のほうが日持ちすることや、卵黄の色が人工的ということは意外でした。

 

鶏は約25時間に1個のたまごしか生みませんので、その日に採取できる卵の数=鶏の数

ということになります。しかし二黄卵の20個詰を2,000円以下でネット販売している養鶏場までありました(笑)ということは、若鶏の産卵開始約2ヵ月という短期間、そして一羽の鶏が

二黄卵を産む確率は12%という説が誠なら・・・

その希少価値に対して果たして妥当な価格なのでしょうか?

 

 

END