染色体の末端にある「テロメア」をご存知ですか。
私たちは細胞分裂によって新しい細胞を作り生命を維持しています。細胞が分裂すると染色体が同じようにコピーされますが、染色体の末端にある「テロメア」だけはコピーされません。つまり、細胞が分裂するたびに徐々に短くなっていくのです。テロメアが短くなることは、死に近づくことです。身体の老化・細胞の老化の仕組みのポイントは、テロメアにあるのです。
ところがテロメアの長さは、人によってバラツキがあり…ということは、短い人は早く寿命が来て、長い人は長生きということになります。(あくまでも理論的には)
年齢を重ねてテロメアの長さが短くなり、徐々に分裂をしなくなる細胞が増え、やがては死を迎える、というのが私たちの身体の作りなんだとか。
誰か、テロメアを長くする薬でも開発してちょーだい!
きっとノーベル賞間違いなし。
因みに世界一の長寿国である日本人のテロメアは、3タイプあるテロメアのタイプ
(長いタイプ、やや長いタイプ、やや短いタイプ)の中で、最も長いタイプの持ち主は、
僅か10%らしいです。
日本人の長生きは、努力の賜物だわ。