幼稚園の運動会 (井手)

事情があり、今年の9月から幼稚園の年少組(とり組)に入った子供がいる。

勿論、我が家にいるのだ。我が子ではないが、我が子のように暮らしているし、

驚くなかれ「お父さん」と呼ばれるのだ。

どう考えても「お爺ちゃん」の方が近いだろう。


事件である。

その子の初めての運動会が開催される。

…ということは、20代のお父さん方に交じって私も走るのだろうか?

恐ろしい事だ。

震えが止まらない。

こうなるとは思ってもいなかった。

相変わらず、先が読めないのだ。


「お前、出ろよ!」

と云ってみたが、家内は絶対拒否だった。

曰く、死ぬらしい!

それは、嬉しいけど…困る。

いや、大いに困る。

 

仕方がないから、私が出るしかないのだが…今年の演目をみて一安心。

激しい競争ではなかった。

これなら、やれそう。

 

しかし、来年以降のこともある。

高校生の息子が幼稚園の頃、クラス対抗の親子リレーがあった。

盛り上がった。

今は、それが恐ろしい。

よし、ダイエットと身体を鍛えよう。

 

と、この時期だけは思うのだ。


明日は明日の風が吹く!