子供はアンパンマンが大好きである。
我が家のチビは、アンパンマンの背中に乗るクッションを持っているし、
アンパンマンの子供用ソファは、自分の定位置である。
同様のぬいぐるみはバイキンマンのものまである。
キャラクタービジネスというのは、なかなか儲かる商売のようだ。
同じ商品でも、そのキャラクターが描かれているだけで…値が高い。
近所のイオンに行けば、子供向けにアンパンマンとバイキンマンが、傘地蔵と共演だ。

(我が家のチビは、バイキンマンの方が好き)
で、世の中は面白おかしく色々な事を云う。
例えば、アンパンマンの最大の弱点は、顔を焼いてくれる「ジャムおじさん」だとか。
しかし考えてみると、あのマンガには怖いシーンがさりげなく描かれる傾向にある。
アンパンマンの頭を新品と取りかえるシーンは…本当に恐ろしい。
お腹を空かせた人に顔を食べさせるシーンも少し危ない。
それからバイキンマンの人気は高い。
このドラマはダブル主役だろう。
だってバイキンマンのあの変装に気が付かないのはご都合主義、
つまりバイキンマンが主役の一人である証拠ともいえる。
主役の一人であるバイキンマンが、子供たちに向かって
「手を洗って清潔にしましょう」というと、
それは自殺行為だ! 等という輩が多い。
チョット待て。
バイキンマンというキャラクターは、その心や性根は確かに少しだけ悪いかもしれない。そういうキャラクターである。だからこそ、バイキンマンというネーミングなのだろう。
だが彼は「ばい菌」そのものではない。
だから、彼が手を洗ったって、死なない…筈。
まあ、色々と突っ込みどころの多いアニメではある。