特異日(Nishida)

「産まれてから誕生日はずっと晴れ」という自称晴れ男(30代)の知人がいます。

昔、バイト先の上司だったその彼と知り合ってから10年程経ちますが、

彼の言うとおり、毎年その日は晴れです。

 


「特異日」というのはご存知でしょうか?

ある天候が、偶然とは思われないほど高い確率で現れる特定の日のことを言います。

長周期の変動があるので固定されたものではありません。

(※ある気象状態が、「その前後の日と比べて」大きな確率で現れる日のことである。従って、例えば毎年ある特定の日に晴れが多い場合であっても、その前後の日も晴れが多い(即ち、晴れの多い季節である)ならば、特異日とは呼ばれない。)

 

例えば東京だと、

116 - 晴れの特異日。

314 - 晴れの特異日。

330 - 雨の特異日。

46 - 花冷えの特異日。

61 - 晴れの特異日。

628 - 雨の特異日。東京では53%の確率で雨が降る。

717 - 雨の特異日。818 - 猛暑の特異日。

912 - 雨の特異日。

917 - 台風襲来の特異日。統計上、台風が日本列島に上陸する回数が多い。

926 - 台風襲来の特異日。統計上、台風が日本列島に上陸する回数が多い。

113 - 晴れの特異日。

 

・・・と、晴れに限らず、雨の特異日、台風襲来の特異日などもあります。

でも不思議なことにその晴れ男の誕生日は該当していませんでした。

きっと晴れの多い季節なのかもしれません。

 

ちなみに、特異日とされる113日(文化の日)は

毎年近くの自衛隊基地で航空ショーが行われ、今年も雲ひとつない晴天でしたが、

前日は冷たい雨が降っていました。

こうして実感するとゾクッとするものがあります(笑)

 

数か月先のレジャーや旅行の計画などは、晴れればいいのですが、

もし雨だったら・・・なんて尻ごみすることもありますよね。

しかしその地方の特異日を調べることで、ある程度の心構えが可能です。

これから、参考にしたいと思います。

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