最近の年寄りには「PPK」が好まれるという。
つまり「ピン・ピン・ころり」…と云う奴だ。
それだけ死ぬのは難しいということなんだろう。
そして死ぬ時まで「苦しみたくない」と、理想の死に方としてPPKがあるのだ。
しかし、というかやはり…難しそうだ。
そう簡単には死ねない、現代の日本では…
年老いて、病に倒れ、寝たきりになる。
そこからが、長い。(皆が皆、そういうわけではないが)
死にきるまでに、何回か手術、点滴、オムツ、痰の吸引、胃ろう等…時には拘束されて耐え続ける。延命治療を「どこかの時点」で拒否しない限り、終末期は長い。
高齢者の医療費だって馬鹿にならない。
何かが、おかしい気がする。
それぞれの家族で考え方は様々だから、後は年寄りである本人の考え方次第か。

平均的な死亡年齢は、80歳~89歳が一番多く(約38%)、
次が70歳~79歳(約23%)…この二ブロックだけで約6割を占める。
次に続くのが90歳以上(約20%)…ここまで入れれば8割だ。
そういえば「欧米には寝たきり老人はいない」というような本がなかったけ。
(タイトルは正確ではありません)
逆にいうと、その前に死にきるという意味だろう。
日本人の長生きは凄い。
人によっては矍鑠としてて、まるでスーパーマンだね…だから取材対象になるのだろう。
私は、あんな風にはなれないなあ…元気ないし。
長生きはある意味怖い。
私も望むのはPPKということだ。