ヌマザワ様の葬祭ホール (井手)

観光地の美術館のように見えませんか?



山形新幹線つばさの終着駅、新庄。

アジサイを市の花としている所は多いが、ここ新庄も同じ。

真夏を迎える寸前に一斉に咲き誇る。

その時期のずれ方が儚くて、また良い。

 

先月(10月)、北陸から東北へ抜ける研修の旅で訪れた。

その道中、所用で下車した駅が、小国、新庄といずれも冬になると豪雪地帯。

下世話な話、冬場の雪の処理だけで行政の予算は数億に上るらしい。

 

↓の写真はまだ本格的な冬が来る前の新庄駅の裏にあるロータリー。



小国の話はいずれするとして、新庄にあるヌマザワ様の葬祭ホールに注目。

10年以上前に建ったと思うが、ここには他のホールにはない珍しいものが一杯ある。

冒頭に載せた写真は、本館とアネックス館を繋ぐルートに飾られた絵画。

(今度は、椅子を置いたバージョンで、左右別撮り)


そのアネックス館の入り口もこのように…意外だ!



そして入り口には仕掛けがある。

「あいだみつを記念館」にあるような、人がそこを通ると自動で映写機が流れ…

と、なっているのだ。(写真が無くてスマン)

 

ハス向かいの本館には、樅の木が2本聳え立ち、玄関脇には兵馬俑が待ち受ける。

どう見たって“美術館だろう!”

“観光バス、停まるだろう!”



館内へ入場すれば吹き抜けの天井に「天の川」…ベガと名付けています。

(私なんぞは競馬のホクトベガを直ぐに思いだいましたよ…どうでもいい)

七夕じゃなくてもいいんですっ!

天上を流れ星が…


しかし、それだけでは終わりません。

更に屋上に昇れば、夜空に向かってサーチライトがドーンと。

写真が無くて申し訳ありませんが、ホント凄い。

(新庄方面のチラシには載せた様なお話も伺ったような)

日本人の感覚として(世界共通かもしれないが)仏教、キリスト教、神道など

どの宗派であっても、天に昇るというイメージがある筈。

そこを照らすという発想は、そんなに珍しいものではないはずだが、

全国の葬祭ホールで見たことがあるのは此処だけ。

逆にいうと、その他のホールにはこれといった特徴が無いのかもしれない。

どういうことだろう?

この辺りはお話ししにくいので機会があれば…



またヌマザワ様のメインホールにはシアターチェアもあり、

今の映画館と同じように段差も付いている。

このシアターチェアも他の会館ではあまり見ることがない。

 

その他、会食会場の設えも圧倒的に凝っている。

一部だけ紹介したい。



10位前から何度も伺っているが、実は、まだまだ紹介しきれない。

それにしても…なかなか素晴らしい葬祭ホールだ。