市場原理 (井手)

 

近年の年末はイルミネーションで何処もかしこもライトアップされ、

 

そのお蔭か、何だか冬の寒さも和らいだような気がする。

 

LEDは省エネとはいえ高価だし、日本の至る所であんなに使って大丈夫?

 

…ということはまだまだ日本は安泰と思いたい。

 

福岡の田舎に住んでいたからか、或いは、時代が40年も前の話だからか、

 

当時年末に描いていたイメージがガラリと変わってしまったようだ。

 

具体的には沢山あるのだが、逐一上げたら枚挙に暇がない。

 

ただ云えることは“世の中変わっていくんだな!”ということ。

 

(日吉ミミの歌を思い出した、ラストが“よ”だけど…古っ)

 

 

 

新年の年賀状は奈良時代から始まったらしい。

 

新たな年を迎えて、相手の所(目上の人)に出向きお祝いの挨拶をする。

 

所謂「年始の挨拶回りだ」。

 

とても官僚的な匂いがするが、ここからがスタート。

 

やがて伺うことが出来ない遠方の人へ向けては、文書で挨拶を。

 

 

 

 

それが150年程前、明治時代に郵便制度が整ってからは「年賀はがき」へ。

 

これが大ヒット!

 

時代の流れに乗ることが大きいんだよ。

 

 

 

しかし、今は流れが変わった。

 

新年の挨拶はメール、携帯電話等…手軽だけど味気ない、が、これが現代。

 

年賀はがきは2003年、445936万枚をピークにして下がり続け、

 

2015年、302285万枚となっている。

 

 

 

人は、便利で、手軽で、安い方へ行くのが“市場原理”さ。

 

葬祭も同じ。

 

では。