今や殆どの葬儀社で採用されているのではないかと思われる少額短期保険。
葬儀社の場合は、特に自社会員に向けての支払いのリスク保証としているようだが、
この少額短期保険が、商品の特異性もあって面白い広がりを見せている。
同性カップル向けの保険対応…証明書があれば同性のパートナーに死亡保険金が下りる…が始まったり、自らの死後、残されたペットの面倒を見る身内に最高で3百万円が支払われたり、或いは、癌経験者に向けて再発に備える保険を開発したり…保険が益々多様化して「こんな保険があればいいのに」と願った保険が登場するかもね。

葬儀費用に備えて入る死亡保険だけど、60~64歳の女性で月々810円の掛け捨てで死亡時に100万円なんてのを見ると、なかなか魅力的だと思える。
但し、少額短期保険は【生命保険契約者保護機構】の対象外である、
(共済も同様)ということを忘れずに。
因みに少額短期保険(ミニ保険)は2006年の保険業法改正で解禁された。
通常の保険会社は免許制で、設立には最低でも十億円の資本金が必要だが、
少額短期保険(ミニ保険)を扱う保険会社は登録制で
資本金1000万円から設立できるのだ。
葬祭業界で、少額短期保険(ミニ保険)以外の保険会社設立といえば、
2007年ベルコのみどり生命(資本金100億)だけかな…多分。
凄いね…資本金100億が!
葬祭業界の代表的の所を抜粋してみました(漏れはたくさん有ります)
・NP少額短期保険会社(○○あんしんプラン)
・メモリードライフ(保険料一定プラン…死亡保障に特化した掛け捨ての生命保険)
・サン・ライフ・ファミリー(ご葬儀サポートプランetc)
・ペット&ファミリー少額短期保険株式会社(げんきナンバーワン)
・ベル少額短期保険会社(千の風)
・エス・シー少額短期保険会社(エンディングサポートプラン)
・イオン少額短期保険会社
・オリックス生命 キュア
・アクア少額短期保険会社
・アメリカンホーム保険(人生よろこんで)
では。