お坊さん便 (井手)

 

128日、この日が成道会であることを知ってか知らずか、

 

アマゾンから「お坊さん便」なる商品が出品され話題を呼んでいる。

 

それによると、四十九日や一周忌等の法要の際に、読経や法話行う僧侶を手配するサービス。

 

 

 

価格は、以下。

 

・自宅もしくは墓地など一箇所での法要の場合:35000

 

・自宅から墓地への移動など、2箇所で法要を行う場合:45000

 

・移動はないが法要に加え戒名を授与する場合:55000

 

・移動があり法要に加え戒名を授与する場合:65000

 

手配は全国どこでも可。

僧侶の紹介・手配手数料は無料。

お車代・お膳料・心づけ不要。

支払いはAmazonなのでワンクリックで注文できるし、クレジットカード支払い可。

なんともお手頃・お手軽である。

 

 ただ、アマゾンには“法要”の際の僧侶手配だけだが、

本来この会社は、通夜や葬儀から法要に至るまでの僧侶手配はしていた。

価格は、もうちょい高いが…

 

 面白いのは、僧侶に対して、結局は(慇懃無礼な)上目線でビジネスを捉え、

それが世間に通用するようになったということでしょうか。

偉そうにしている僧侶も嫌いですが、ヘコヘコしている僧侶は見っとも無い。

どうなっているのでしょうか?

 

今の時代、僧侶もただのビジネスになったか…凄まじいなあ。

市場原理から考えたら、この会社、将来的には成功するだろうね。

 

このビジネスを始めた会社は、“みれんび”(皆のレビューが語源)と云う会社で

ユニクエスト・オンライン様と同じようにインターネットを使って云々…という会社です。

ユニクエスト・オンライン様も、元は出版社“葬儀本”だったはずなのですが、

いつの間にか葬儀社に、そして…(言いにくい)まあ、色々ありますね。

 

本来なら様々な葬儀団体が手を組んで、僧侶の手配に困っている人がいたら

一括で手配ってことも…やろうと思えば出来たはずです。

が、ホントに勿体ないですなあ。

 

いずれにしても、少しずつ業界は変わります。