秩父にふらっと旅行に行った時のこと。
「ちちぶ銘仙館」という所で機織り体験をしてきました。
まずはズラーっとある糸の中から「太い糸を3本・細い糸を2本選ぶ」事から始まるのですが、あれでもないこれでもないと30分も時間がかかってしまいました(笑)
(大人数で行くと綺麗な糸は早い者勝ち)
いよいよ、機織り機に腰かけ先生に教えてもらいながらやってみるも、両手両足を使うので、「入れて・・・トントン・・・踏んで・・・入れて・・・トントン」と、順序を間違えないようにと実は頭を一番使いました。一応、コースターを作る予定だったのですが、
皆思い思いの長さまで編み、端の糸を結んで完成!!
最初に選んだ糸5本というのが、全くイメージとは違う仕上がりになりました。
もう一度やったら絶対上手くいくのに~・・・というやつです(笑)
自分が住む地域や、もう何度も行って遊びつくしたと思っていた近場でも、探すと色々と面白い場所がたくさんあるのかもしれません。それに、その土地の歴史などに興味が出てきたのは歳のせいでしょうか・・・??
これからもどんどん掘り下げていこうと思います。
※秩父は山に囲まれた地形で、稲作に向かないことから養蚕業が盛んでした。その中で規格外の繭を使い「太織」と呼ばれる野良着を生産していました。その太織が評判を呼び「鬼秩父」とも呼ばれ大衆の普段着として好んで使われてきました。
その後太織は「秩父銘仙」と名前を変え、埼玉県では江戸木目込人形、春日部桐箪笥、岩槻人形に続き四例目として、「秩父銘仙」が国指定伝統的工芸品に指定されました。