先日、アニマルプラネットを観ていたらミツバチの生態について放送していた。
それによると、人間とミツバチは古くから助け合って生きてきたようだ。
「ミツバチの歴史は人類の歴史」という諺がヨーロッパにはあるらしい。

例えばスペインで発見された紀元前の洞窟壁画は、
蜂の巣から蜂蜜を採取する風景が描かれているし、
古代エジプトでは養蜂業も誕生していたそうだ。
蜂蜜を採取するだけではなく、プロポリスという貴重なミツバチの生産物を
ミイラなどの防腐剤として使い、ヨーロッパでは民間薬としても利用されてきた。
また、ミツバチは高度な社会性を持った集団だが、その一生で意外と知られていないのが、
生まれてからの役割分担と日数の関係である。
誕生後24日間は巣の中で働く「内勤」であるから「掃除」担当を皮切りに「育児」、
「巣作り」、「ミツの管理」、「門番」と、自らの成長に合わせ約5日程度で出世する。。
そして花のミツを集めるというミツバチの栄誉である「外勤」の番が回ってくる。
しかし、ミツバチの寿命は約1ヶ月だ。
花形職である「ミツ集め」は1週間ということになる。
…なんだか可哀想に思えてくる。
しかし、まだまだミツバチには未知の能力があるらしい。
アメリカ国防省や、嘗ての内戦の爪痕が残るクロアチアでも
EUの支援でミツバチを使った地雷探査の研究が進んでいると云っていた。
ミツバチに小型の無線タグを取り付け、地雷の位置を正確に割り出すらしいが、
何せミツバチ程度の身体の軽さに地雷は反応しないらしい。
後は、数十万個埋められているクロアチアの地雷を見つけるのに、
匂いを嗅ぎ分ける能力を訓練しているそうだ。
地雷にはトリニトロトルエン(TNT)の匂いがするそうで、
ミツバチは4キロ先の匂いを検知する能力があるらしい。
ミツバチ…ホント役に立つ!
【オマケ】
ミツバチ主演の懐かしいTVです。