今日3月3日は雛祭り。
桃の節句として親しまれているが、寒い地域では、時期的にそぐわない。
東北や北陸では、旧暦の3月3日…現在では4月上旬に行っている所もあるらしい。
今から143年前の明治6年、グレゴリオ新暦に改暦以降のことである。
そりゃそうだよね、まだまだ寒過ぎるから。
来週、司会講座等で秋田へ向かうが、かなりの寒さだと伺っている。
寒いのは苦手だ。
さて、今日は都内で【ベーシック講座】が開催される。
20年近く続いている定番の司会講座である。
最初の頃は、どう教えていいかも分からずに、自分の経験則を頼りにしていた。
必死になって教えさせていただいた、が、その教え方では
“限界がある”“間違いだった”と気づくまでに数年は掛かった。
色々と模索した、それは今でも続いている。
7年程前から「モデル(モデリング)学習」に力を入れている。
実技系の司会講座で思い切ったものだ。
普通の講座では、講座の収録・録音をOKしないのが当たり前。
勿論、収録・録音は当初こそOKだったが問題が起こり、
以降、講座の収録・録音は遠慮してもらっている。
その代わり「お手本CD」を用意したり、講座の前にNET学習を用意したりした。
かなり悩んだが、それはFUNETシステムを持っていたお蔭かもしれない。
スタジオで収録した「お手本CD」をテキストに添付して
講座参加者にお渡しすれば絶対に上手くなるのだ。
絶対的な反復のモデル学習である。

(音声収録中である…なるべく個性を消した収録を心掛けている)
自らの首を絞めるようなものだ、そういう批判もいただいた。
個性を大事にしない、と云われたこともある。
しかし結果として、上達ぶりが圧倒的に早く実務に即している。
結果が明らかに違う。
今日これから受講される皆様も、一旦私が決めた葬儀司会の「枠」に嵌めますが、
その中で決めたルールに従い、音の高低や、文末の音の処理や、文章に切り方など、
様々なルールに従ってください。
そして、それをある程度マスターしたら(十分にお手本CDを聞いたら)
殻を破って自分の思うようにやってください。
思う存分、個性をだして司会をしましょう。
しかし、一度聞こえてきた“音の変化”があるので、
どれだけ自分の好きにやったとしても
個性をはき違えた“無茶苦茶な司会”にはなりません。
大丈夫です。
では、これからなんだよね。
いざ、出陣!