時代が変わったからか、近頃はタトゥーを入れている芸能人も多く、
その影響もあって若者の間では抵抗感がないようだ。
しかし最近、タトゥーが入っていれば、その箇所のMRI検査で火傷をする、
ことがあると、そんな話を伺った。
それならヤクザはアウトだな…と思った次第である。
調べてみると、必ずしも火傷をするわけではないらしい。
刺青やタトゥーの成分が全て一緒ではないし、
一概には論じられないが、
MRI検査に入ったとしても火傷をすることは稀らしい。
ただ磁力の影響はどうしても出るらしく、体に文字や絵は描かない方が宜しい。
要するに「うわさ」でしかなかった訳だが、この話は暴対法の影響らしい。
ヤクザは生きていくのも大変だ、というのである。

例えば、明らかにそれと分かる(刺青がある)者が入院し、
若い衆が大勢お見舞いにでも来たら病院としては手を打たない訳にはいかない。
他の入院患者様に与える影響を考慮して、直ぐに退院させられるだろう。
実は葬儀も同じで、昔のように本葬なんかできっこない。
組の名前は使えないし、ヤクザの出席も当然厳禁だ。
主に家族だけで、「ひっそり」とやるしかないのである。
檀家である者が冥途へ行くのも「ひっそり」とである。
今、ヤクザは何をするにも「ひっそり」なのだ。