3月下旬、いつものスタジオで収録。
花粉症に少し抵抗力が付いてきたのか、それとも今年は花粉が少ないのか。
これなら鼻水もそうは出まい、と、そんな幸運もあって、
久し振りにディレクターとしてではなく、
私もナレーターとしてマイクの前に立った…何年振りかなあ。
産まれたての小鹿のようにブルブルと震えていた。(大笑)
トレーニング音声CDの制作では、平素の講座の一部を再現する。
そこでレコーディングにチャレンジしたのだ。
やはり花粉症の薬(アレグラ)の所為で少し鼻声だった。
高血圧症で脳内に卵大の出血が見られ、救急車で搬送後12日間の入院。
(しかも1月2日…高校3年になる息子と映画を観た帰り)
以来、実に9年振りではないだろうか。
私が担当した発声練習は、講座の中では不可能な【外郎売】である。
これは歌舞伎十八番の一、享保三年、二代目市川団十郎作。
このバージョンを実質4分50秒。
若い頃のように、キレッキレで滑るようにはいかなかったが何とかこなした。
他には、平素の講座で解説、または実演しているテーマを少々。
読みの理論の中からは、「ひと息で切らずに読む」課題。
声に表情を付けるトレーニングの中から、「高低をハッキリつける」課題。
「プロミネンスを意識して読む」課題など数点、実演させていただいている。
勿論、橘さんにも登場していただき、2枚組CDの多分ラスト(だと思う)
に掲載されるはずだが、【BGM音楽と無宗教進行台本】という
17分程度の模擬葬儀実演音声が入る予定だ。
エキストラカットなのでが、これがなかなか面白い。
お楽しみに。
では。