駿台の「葬祭マネジメント学科」(井手)

昨夜、九州の地震、熊本が震度7には驚いた。

余震も続いている。

地震には慣れてないから心配だ。

気を付けてもらいたい。

 

 

来週の月曜から「葬祭マネジメント学科」での特別講座が始まる。

 

日頃、若い学生と付き合うことがないから楽しみだ。

 

しかも、年々女性が増えてきている。

 

今年は全体の3/4が女性らしい。

 

葬儀も女性の職場になったのだ。

 

平均年齢は22歳…ホントに若い、日本語通じるかな?(笑)

 

 

               (2月の卒業制作より)

 

 

 

 

この業界に興味を持ってくれた若者が、これからの1年間、

 

葬祭環境の中で、見学・体験・実習など、本当に様々な事柄を学ぶ。

 

悪くない。

 

 

 

昔は葬祭に特化した学校なんて存在しなくて、

 

どちらかというとイキナリ実践の場しか与えられなかった。

 

実践から…失敗をしながら…しか学べなかった。

 

最悪のOJTである。

 

学ぶ場があったとすれば、葬儀関係者の子供だけだろう。

 

しかも、それぞれの家庭事情や地域に特化したやり方が多かったはず。

 

 

 

その頃の私は、葬儀の勉強をするには都内の派遣業者が一番勉強になると思っていた。

 

とても勇気のいることだが、恐らく、当時は正解だったろう。

 

(勇気がいるのは、当時はちょっと言えないような葬儀社もあったから)

 

私自身が、葬儀社、花屋、花環屋、返礼品屋と…何でも経験できた。

 

解剖のお手伝い専門の時期もあったし、花環も並べたし、作ったし、

 

花も挿したし、テントも建てたし、納棺や、社葬の司会もやった。

 

面白い所では、訳ありの親族代表をやらされた人も…

 

夜中の見積もりは嫌だったが、正月の見積もりは何故か大好き。

 

人々が働いてない時に働くと不思議な達成感が感じられた。

 

(救急車や消防車に乗っているような感覚だったのかもしれない)

 

 

 

しかし、今は昔と違い、多くの知識も必要とされる。

 

当然、特殊なサービス業としての心構えも要求される。

 

バリアフリーとユニバーサルデザインの差異や年配者への対応も必要な知識。

 

それぞれの宗教知識から、言葉の感性も重要だ。

 

昔は、それほど必要とされていない事だ。

 

 

 

7年くらい教えさせていただいてるが、

 

個人的な意見だけど、入学される方のクオリティが年々上がっているようだ。

 

優秀な若者が葬儀業界に入ってくれるようになった。

 

若い女性も増えて明るくなった。

 

ありがたい。

 

よしっ、気を引き締めて講座に上がろう!