沖縄では春の彼岸よりも4月の清明(シーミー)祭が賑やかだ。
その清明祭は、中国発祥で祖先の墓参りを行う清明節に由来する。
春分の次の節が清明なのである。
本土が桜に酔いしれる頃、沖縄では先祖の墓参りが盛んである。
この時期、先祖の墓に親戚一同が集まり、料理やお供えで宴会騒ぎのよう。
ある意味「花見」と同じく、確かに昼間から泡盛を飲んでいます。
しかも沖縄の墓は大きくて、その大きさは小人の家かと思えるくらいだ。
何故墓が大きいかと云うと、沖縄は骨壺も大きいのだ。

門中墓という一族全員が入るような墓は大きく凄く立派。
この墓の入り口は、産道に見立ててあるそうで、
つまり、亡くなったら再び母体へ帰るということらしい。
なるほどと感心する。
沖縄の葬送文化は完全に中国だね。
しかし今、その中国の葬儀は日本から逆輸入している感じだ。
この度、中国で初めて葬儀の生前契約を生命保険会社が販売するそうだ。
その手のサービスは世界には多いのだが、中国がやっと追いついたらしい。
生前契約には葬儀のほか出棺、埋葬、供養など一連のサービスが含まれるほか、
オンライン告別式や2次元コードを利用した
スマホでの墓参りのサービスも利用可能…凄い。
それはそれでいいのだが、私が引っ掛かったのは、以下。
清明祭→清明→せいめい→生命→ん!
「生命保険会社」は「清明保険会社」だ。
恐るべし清明祭!