駿台の葬祭マネジメント学科③(井手)

 

本日が最後の講義である。(といっても今日ではないが)

 

私は入学して間もない時期に担当させてもらっているので、

 

毎年、皆さんの希望に満ち溢れた目の輝きが印象深い。

 

葬儀関係の仕事を学びに来るのに「希望に満ち溢れた目の輝き…」

 

という言葉が20年前では“そぐわなかった”。

 

ある団体では、当時、異動を告げられて、そのまま退社ということも多かったから。

 

 

 

新入生の皆さんはこれからスタートするのだ…と云いたいところだが、

 

もう就職活動は既に始まっているから、世の中は恐ろしい。

 

「終活」ではなく、本物の「就活」である。

 

だから、葬祭業界の様々なお話も交えて、少しでも役に立てればと思っている。

 

 

3回に分けた【特別講座】だが、全部で6コマ(9時間)は、

 

司会講座に換算すると「初級」コースをゆっくりやる程度だ。

 

誰もが司会の道に進むわけではないので、専門性の追求はしない。

 

しかし、他の講座でもやらせていただいている通り、

 

後は、得意のモデリング学習でマスターしていただく。

 

今回も全員に付属教材として音声CDを添付させていただいた。

 

更に、毎月ネット上に無料配信している音声を聴くようにも伝えてある。

 

配信される音声は2パターンあるので、1年で全24作品が聴けるのだ。

 

(実は、新人はこれだけである程度上達している)

 

 

 

その代わり本日は、葬祭に関する様々な写真を見ていただいた。

 

導入期から衰退期に至るまでの様々な祭壇の写真、

 

そして増え続けている家族葬の演出の数々。

 

葬祭は専門職と云われるが、

 

お見せした写真から感じられる簡単な移植方法は?等と、時には問いかけ、

 

皆で考えてもらいながら、スライドを進める。

 

そして実際に開催された数種のコンテスト参加者を見て、

 

皆さんはどう感じ、何が勉強になったと思うか?

 

口頭で説明するより、一目瞭然であろう。

 

 

 

また、学生は「概論」を通読するのは当たり前になっているので、

 

それ以外のお話、例えば人口問題について、江戸時代と仏教の関係…

 

グラフや表も交えながらの講義は飽きない。

 

私は、ちと疲れたが…

 

最近、立ちっぱなしが疲れるようになってしまった。

 

 

 

10ヵ月間、もう会うこともないが、少し寂しい。

 

また卒業の頃、皆様の発表を見に伺うのが楽しみである。

 

 

 

どの道を選んで進むにせよ、全員頑張ってください!

 

お疲れ様でした。