ブラタモリを観ていた。
今回の足跡マップは、京都の南に位置する伏見をブラブラ。
秀吉が大好きな街だったようで、その晩年を過ごした街でもある。
そして短期間ではあるが日本の首都だったという話だ。
また、完成2年で地震により倒壊した指月城(秀吉が月見の為に築いた)
の残骸(瓦片、石垣など)も近年発見されていた。
街歩きの達人とも言われるタモリだが、歴史への造詣の深さに恐れ入る。
街に残された痕跡に、様々な謎を解くカギがあるのだ。
伏見の街をブラブラする中、長い直線が出てきたら秀吉と思え、
という説明が何度も繰り返された。
そうなんだよ、秀吉は土木マニアで、言うなれば豊臣建設の親方なのだ。
豊臣建設は、とにかく突貫工事が大得意。
親方の気が短いから、どんな工事も短期間で終了。
しかも地形の等高線の違いも何のその、
真っ直ぐに伸びる直線の道が好きなのだ。
京都の碁盤の目の様な区画に憧れがあったのかもしれないが。
無理を通せば歪みもでる。
それが、そのまま街並みにも出ていたが、
しかしまた、秀吉の人柄が滲み出ていた街だった。
今度、伏見に行ってみよう。
ところで「自然は曲線を創り、人間は直線を創る」と言ったのは、湯川秀樹博士。
秀吉、人間くさいなあ!
伏見を今度ゆっくり歩きたい。