葬祭ディレクター技能審査試験の受験対策講座で、長年弊社が行ってきた
「司会実演」や「接遇実演」の映像撮影(実演テキスト)を急遽中止し、
今年から音声の収録に切り替えることにした。
理由の一つは、葬祭ディレクター試験(の採点)に大きな変更があったからだ。
例えば、司会実技の開式「自由課題」に関して、以前とは真逆の対応になるのだ。
勿論、その他にもいくつか変更点はある。
それらを受けて、柔軟に対応しなければならないからである。

そう云えば昨年も大きな変更があった。
実技筆記試験が、新設問題のようにガラッと変わったのである。
(数年振りの変更だった)
1.2級共に全60問の設問で1問1点、解答は正誤または4択のどちらかである。
試験時間も30分から40分に変更する、という大胆な変更だったが…
そうそう上手くは行かないようで、今年また30分の試験時間に戻った。
そして正誤52問、4択8問となっている。(意外と優しい)
今年の初めに60問全てが4択問題であるファイナンシャルプランナー(FP)
技能士2級の試験を受けたが、試験時間はたっぷり2時間であった。
私は、早とちり、勇み足、せっかちで、解答に掛ける時間は早い方だ。
しかし、それでも5分程度しか余らなかった。(焦った)
正直、試験時間の長さに嫌気が差して、どっと…疲れた。
実技筆記試験4択問題の作り方次第では、解答には相当時間が掛かるだろう。
昨年、変更を試みた審査官も、きっと似た形式にしたかったのではないだろうか。
さて、そのような変更に伴い司会や接遇音声の収録で、またまたスタジオに来ている。
(スタジオが好きなんだね)
隣の部屋では、黒人がドラムを叩いているが、超カッコいい。
チョコチョコ覗いていたからか、その黒人がにこやかに挨拶に来た。

「ヘイ、ユー、シンガー?」
えっ、この状況を見て…(訳が分からん)
「イエス、ジャパニーズ・フェイマス・シンガー」
の訳ないだろう。
冗談が、通じたようだ…笑いながら帰って行った。
今回の音声収録担当は、石川講師である。
ベテランは仕事が早いなあ。
あっという間に、といっても5時間ほどで収録は終えた。
後は、若干の編集作業が残るのみ。
さあ、そろそろツアーが始まる。