葬祭初級講習会の5月開催は、西日本の方を対象に岡山で開催される。
嘗ては、大阪だったし…広島開催の時もあったと思う。
岡山近辺が集まりやすいのか、西日本各地より30名近くの方が集まった。
西日本の宗教といえば、圧倒的に浄土真宗系になる。
日本は大きく分けて、東は曹洞宗、西は真宗なのだ。
私は3日目の【司会編】を担当しているが、
参加者の1~2割しか司会者にはならないだろう。
それが前提の司会講座だから「司会」の話を中心に組み立て、そして
各葬祭業務のオペレーションやら、業界の将来についてや、教育の方法論や、
セルフブランディングの視点を持っているか、社会の動きをどう捉えるか…
そんな話も織り交ぜながら、司会の理論~主に「読み言葉」について~
楽しい話、歴史的な話、意外な話、笑える話で…講座を引っ張っていく。
また、皆さんが指導的立場になられた時、司会に対する知識がないばかりに
新人に誤った教え方や、意味のない指導をして混乱させて欲しくない。
そういう思いがあるから、司会の理論は必須で、後はエキストラバージョンだ。

最後は2泊3日の締め括り、少しでも達成感が感じられるよう課題発表となる。
勿論司会者ではないので、少し意味合いの違う発表だ。
しかし、ここで急に上手くなった受講生が出るから面白い。
簡単な理屈を知ることで、理解が一気に進み、
「音声教材CDの真似をしてみてください」と云われても、
はじめて聞く人は、それが普通の司会だとしか思わない。
毎回ビックリポンである。
人にはそれぞれブレイクの時期が違います。
早い人は、あっという間です。
これが実にいい体験なのだ。
大切な事は、受講生の何人かが急に上手く聞こえたという事実と、
仮に自分は、今日は何も変わらなくても、音声教材が付いてくるから、
車の中に入れて置いて、偶に聴くだけで…やがては上手くなるだろう。
そのように、ハッキリと道筋が見えることが大きいのです。
人は、その場で何かを習って学んだとしても、
ある程度は覚えていても、必ず人は忘れます。
人間だもの…ありゃりゃ(相田みつをか)…それが当たり前。
だからこそ、CDに音声を収録して全員に渡すのです。
多分…今頃、もっとブレイクしているかも…と、
勝手に想像しながら日々を過ごしております。
はい、皆様お疲れ様でした。
春の初級講座シリーズはこれで終わり、秋にもう一度あります。
なるべく早い時期に…ご参加を。
では。