第74回葬祭初級講習会(井手)

 

葬祭初級講習会の5月開催は、西日本の方を対象に岡山で開催される。

 

嘗ては、大阪だったし…広島開催の時もあったと思う。

 

岡山近辺が集まりやすいのか、西日本各地より30名近くの方が集まった。

 

西日本の宗教といえば、圧倒的に浄土真宗系になる。

 

日本は大きく分けて、東は曹洞宗、西は真宗なのだ。

 

 

 

私は3日目の【司会編】を担当しているが、

 

参加者の12割しか司会者にはならないだろう。

 

それが前提の司会講座だから「司会」の話を中心に組み立て、そして

 

各葬祭業務のオペレーションやら、業界の将来についてや、教育の方法論や、

 

セルフブランディングの視点を持っているか、社会の動きをどう捉えるか…

 

そんな話も織り交ぜながら、司会の理論~主に「読み言葉」について~

 

楽しい話、歴史的な話、意外な話、笑える話で…講座を引っ張っていく。

 

また、皆さんが指導的立場になられた時、司会に対する知識がないばかりに

 

新人に誤った教え方や、意味のない指導をして混乱させて欲しくない。

 

そういう思いがあるから、司会の理論は必須で、後はエキストラバージョンだ。

 

 

 

最後は23日の締め括り、少しでも達成感が感じられるよう課題発表となる。

 

勿論司会者ではないので、少し意味合いの違う発表だ。

 

しかし、ここで急に上手くなった受講生が出るから面白い。

 

簡単な理屈を知ることで、理解が一気に進み、

 

「音声教材CDの真似をしてみてください」と云われても、

 

はじめて聞く人は、それが普通の司会だとしか思わない。

 

毎回ビックリポンである。

 

人にはそれぞれブレイクの時期が違います。

 

早い人は、あっという間です。

 

これが実にいい体験なのだ。

 

 

 

大切な事は、受講生の何人かが急に上手く聞こえたという事実と、

 

仮に自分は、今日は何も変わらなくても、音声教材が付いてくるから、

 

車の中に入れて置いて、偶に聴くだけで…やがては上手くなるだろう。

 

そのように、ハッキリと道筋が見えることが大きいのです。

 

 

 

人は、その場で何かを習って学んだとしても、

 

ある程度は覚えていても、必ず人は忘れます。

 

人間だもの…ありゃりゃ(相田みつをか)…それが当たり前。

 

だからこそ、CDに音声を収録して全員に渡すのです。

 

 

 

多分…今頃、もっとブレイクしているかも…と、

 

勝手に想像しながら日々を過ごしております。

 

はい、皆様お疲れ様でした。

 

 

 

春の初級講座シリーズはこれで終わり、秋にもう一度あります。

 

なるべく早い時期に…ご参加を。

 

では。