発色メカニズム(Nishida)

 

息子と昆虫館に行った時のこと。 

そこでは生きている大型のカブト虫やクワガタと触れあえることが 

一番の目玉。その他にも沢山のめずらしい昆虫の標本があるのですが、

一番衝撃を受けたのがこの昆虫。

↑昆虫館の標本

 

参照 http://www.alpacapacas.com/archives/2001

 

その名も「プラチナコガネ」。スジコガネ科プラチナコガネ属のなかでも 

独特の金属光沢があるものを日本では総称してプラチナコガネと呼び、 

肉眼で見るとピッカピカでとても綺麗。 

自然界には七色に輝くものや光沢が綺麗な昆虫もが多いですが、 

これはまるで作り物のような美しさ。 

中南米に生息し、その美しさから「森の宝石」「ジュエル」と呼ばれているのだそうです。 

 

この美しい光沢は羽に含まれる尿酸分子により複屈折がより大きくなり金属光沢を出すことができるのだそうです。緑の光沢色をもつタマムシも色素による色ではないのです。 

外皮は、透明な薄い膜が何層にも重なっていて、この層を光が通るときに特殊な反射が起こり美しい光沢を生むのです。
このような発色メカニズムを構造色といい、色素による光の吸収ではなく、層状構造などの生物の表面構造が色を出すものを云います。色が表出する原理は、基本的には虹やシャボン玉、CDの裏面と同じです。

 

近年、これら虫たちの持つ発色メカニズムを応用した技術が研究・

開発もされているんだとか。

 

 

・・・自然界には美しいものや不思議がいっぱいですね。 

あ、話がそれましたが、そうそう、ここの目玉はヘラクレスオオカブト。 

気が付けば息子はこんな悪戯をしていました。

 

END