フェアの翌日から、二日間に亘り葬儀司会の個人レッスンを行った。
元来、1対多数の教室型セミナーしかやったことが無かったが、
慣れてくると実に面白い。
彼の成長が手に取るように分かるし、レッスンしてこなかった箇所は
どれだけ誤魔化しても一刀両断…無駄である。
先生一人、生徒一人の私塾である。
だからこの講座には、個別対応しかない。
こんな風にやってみて…うまくいかなければ、じゃ、こんな風にしてみたら…
要するに、人は一人ひとり違うということを改めて認識せざるを得ない。
彼の人となり、コミュニケーションの取り方、価値観、得意科目、理解の仕方
長所、短所…改めて考えると、誰に対しても同じ方法と云うのは限界がある。
今までの私のやり方とは違った方法でアプローチしなければならなかった。
私は、彼に合った「学習スタイル」を見つけ出す事。
そういう事なんだ。
延べ4日間も一緒に居たら、まるで兄弟だぜ。
しかし、ここまで急成長を遂げるとは思わなかった。
と同時に、CDを使った音声ガイドのモデリング学習に予想以上の可能性を見た。
司会を上手くするのはそれほど難しくない。
しかし、それだけでは駄目。
コーチングのつもりで、司会以外の話を飽きるほどして刺激を与えた。
相応しい葬祭実務担当者に成長して欲しい。
頑張れ!