疾強風(Nishida)

 

天気予報やライブ天気のアプリを使用していると、

 

大雨や強風、竜巻の警告が出たりします。

 

 

 

その日は近づく台風の影響で「疾強風」の警告が出て、

 

「しっ強風?!てなんだ?」となったのです。

 

 

 

ビューフォート風力階級表という、風の強さを風速により階級分けした

 

もの。これの風力階級の名称がちょっと面白かったので。

 

(風速はm/s表示・海上の様子は省略します)

 

 

 

風力階級0

 

平穏(へいおん) / 静穏(せいおん)00.2m/s  

 

煙はまっすぐ昇る。

 

 

 

風力階級1

 

至軽風(しけいふう)0.31.5m/s

 

煙は風向きが分かる程度にたなびく。

 

 

 

風力階級2

 

軽風(けいふう)1.63.3m/s

 

顔に風を感じる。木の葉が揺れる。

 

 

 

風力階級3

 

軟風(なんぷう)3.45.4m/s

 

木の葉や小枝が揺れる。

 

 

 

風力階級4

 

和風(わふう)5.57.9m/s

 

砂埃が立ったり、小さなゴミや落ち葉が宙に舞ったりする。

 

 

 

風力階級5

 

疾風(しっぷう)8.010.7m/s

 

葉のある灌木が揺れ始める。

 

 

 

風力階級6

 

雄風(ゆうふう)10.813.8m/s

 

木の大枝が揺れ、傘がさしにくくなる。電線が唸る。

 

 

 

風力階級7

 

強風(きょうふう)13.917.1m/s

 

大きな木の全体が揺れ、風に向かって歩きにくい。

 

 

 

風力階級8

 

疾強風(しっきょうふう)17.220.7m/s

 

小枝が折れる。風に向かって歩けない。

 

 

 

風力階級9

 

大強風(だいきょうふう)20.824.4m/s

 

屋根瓦が飛ぶ。人家に被害が出始める。大波。

 

 

 

風力階級10

 

全強風(ぜんきょうふう)

 

24.528.4m/s

 

内陸部では稀。根こそぎ倒される木が出始める。人家に大きな被害が起こる。のしかかるような大波。白い泡が筋を引いて海面は白く見え、波は激しく崩れて視界が悪くなる。

 

 

 

風力階級11

 

暴風(ぼうふう) / 烈風(れっぷう)28.532.6m/s

 

めったに起こらない。広い範囲の被害を伴う。山のような大波。海面は白い泡ですっかり覆われる。波頭は風に吹き飛ばされて水煙となり、視界は悪くなる。

 

 

 

風力階級12

 

颶風(ぐふう)32.7m/s以上

 

被害が更に甚大になる。大気は泡としぶきに満たされ、海面は完全に白くなる。視界は非常に悪くなる。

 

 

 

東京湾のアクアラインの通行止め目安は風速20/s。

 

日本で、風力は「風力5」のように数字で表し、

 

名称は公式に使用しないのだそうです。

 

 

 

「静穏」や「和風」の語の意味を調べると、

 

ちゃんと風に関する意味も載っていましたが、

 

そのような意味と考えたことが無かったのでなるほどでした。

 

 

 

そしてその日は疾強風がいかなるものか期待していたんですが、

 

風よりも雷と大雨が凄くて会社も停電してしまいました。

 

怖かった~~。