9月7日、21回目の葬祭ディレクター技能審査試験が実施される。
縁があり20年間、葬祭ディレクター受験対策講座なるものに携わってきた。
20年間の試験の変遷は、確実に葬祭業界の変化とレベルアップを物語る。
私は、この講師を続けていなければ、当然勉強もしなかっただろう。
受験対策講師として、講座の中では偉そうに喋っているけれども、
毎年3ヶ月以上は問題作りに苦心しているのが実情だ。
また新たなテーマが登場し、そこに必要性を感じれば、
資格を取ったり学びに行ったりしていた。
例えば、3年間仏教学院の僧侶コースで学んだり、
ファイナンシャルプランナーやの資格を取ったり、
相続診断士の資格を取ったりしたのは、
資格を取ることに意味があるというよりも
その勉強で身に付くものが多かったのである。
要するに、講師のレベルアップは、試験のレベルアップに応じて仕方なく…
と云う点があるのは、私に限って認めざるを得ないのである。
試験間際、各地で直前対策講座のような勉強会が開かれることもある。
時間的に許されれば顔を出す。
また交流がある所からは、ご質問も多く頂戴する。
出来る限りお答えしたいが、私はどのような問題が出題されるか、全く知らない。
あくまで個人的に答えているだけである。
平成8年夏、初年度は私も受験生であった。
思えば、今の「終活」のようにテレビが取り上げていたのを思い出す。
私が受けた東京の受験会場にも局のカメラがズラーッと並んでいた。
懐かしい光景だ。
今年も多くの皆様が受験されるだろうが、体調は万全で臨んで欲しい。
努力の結果は、自ずと試験に現れるでしょう。
どなたも頑張ってください。