司会に限らず、何回か数種の講座を開催させていただいた。
もしかしたら、それが災いしたのだろうか。
司会担当スタッフに葬儀司会の根本理論が浸透していなくて、
春に続いて今年もう一回となった講座。
自分でも、何故だろうと自問自答しながら、これで駄目なら私が悪い、
講師失格だと思い現場へ向かった。だから人数は絞ってもらって少数精鋭。
その方が一人あたりに掛ける時間が圧倒的に多いからである。
羽田からの飛行機が30分近く遅れ、北秋田能代空港に5時半到着。
6時から1時間強、事前講習をした。
そこで、予測していた原因が当たっていること気づき、ホッと一安心。
よし、これなら明日は行ける…油断する訳ではないが気が楽になった。
その後の会食では、近況報告、昔話に花が咲き、昨今の風潮(エンディング系の話や所謂、葬祭のブーム化など)、経営の多角化の話から、酔えば何でも…秋田弁も3割程度しか分からなかったが、今では半分以上分かる…多分(笑)

翌日、朝ドラを見てから出発…これくらいの余裕があると気分が上がる。
9時から4時半まで、かなり拘って教える事が出来た。
一人30分位、嫌になるほど徹底的にやろうと思ったが、昨夜の1時間強が効いていた。
私の「駄目!」は早い、そしてキツイ!
酷い時には、「この文章読んでみて」で一言読んで「駄目!」となる。
これを誤魔化したら意味がない、その瞬間、修正しなければならない。
この時間がとても大切である。
息で分かるのだ。
息が違う…言葉に変換されてからの勝負ではない。
その事を伝えて、理解してもらうのが基本である。
肺から吐き出される呼吸(息)には、既に感情があるのだ。
それが声帯で振動という音の変わり、口から出る時には言葉という音になる。
司会で使う言葉は、自分の為の言葉ではない。
だから、再構築して、他者の為に使うのだ。

(名酒をいただきました)
テクニック等の具体的な話は避けるが、聴けば皆さん理解出来るだろう。
但し、実演できるかどうかは分からない。
一人、ブレークした。
S女史である。良かった、ホッとした。
が、まだまだ甘い部分もある。
もっと競争意識を持って切磋琢磨してもらいたい。
他の皆さんも、かなりクオリティが上がっている。
あと2歩だ…頑張れ!