通じる想い(Nishida)

 

2月に友人のご葬儀をお手伝いさせてもらいました。

 

ようやくお墓が決まったと連絡をもらってから、

 

なかなかお参りに行けなかったのですが、

 

先日の休み、ようやく行くことが出来ました。

 

 

 

そこの区画は比較的新しいようで、すべてが洋型墓石。

 

立ち上がっていればスパーンと霊園が見渡せ、

 

雰囲気も明るく、和型や卒塔婆が並ぶ、肝試しの

 

イメージはまるで感じないのですね。

 

石には二人の思い出の場所の桜が描かれ、

 

個性のある素敵なお墓でした。

 

 

 

ひとしきり掃除をし、お花を供えて、息子がお線香に

 

火を付けるのに夢中になっていると、背後から声をかけられ、

 

振り返るとその友人が。

 

行くという連絡もしていなかったのに。

 

 

 

そう、彼女とは、いつもこういうタイミングなんだよな。

 

普段からしょっちゅう一緒にいるのとは

 

違うのに、不思議とお互いなんかしらの時に

 

こうして偶然ばったり会ったりするのです。

 

なんて考えている間に、居酒屋で

 

とんでもない時間まで語らいました()

 

 

 

籍を入れたばかりで突然ご主人を失い、葬儀を終えてもなお

 

深い悲しみの中にいる彼女に、正直、どう声を

 

かけていいのか分からずにいた中での偶然に、

 

あー、想いって通じるんだなぁと感じた出来事でした。

 

 

 

END