朝早く家を出て…色々とあって夕方出雲空港に到着という最悪な一日。
面白くない日の締め括りには、意外な結末が待っていた。
ホテルに着くと、サッカーのワールドカップ・アジア2次予選の試合が。
オーストラリアとの熱戦に力が入ったが、結局ドロー。
敵地で勝ち点1は良しとしよう。
さて8時、飲みに行くか、ということで、居酒屋以外は開いていないシャッター商店街の一歩手前のアーケードを抜けると、そこには本日の目的地「和さび」が。
予約しておいた店である。
店内に入り、その旨を告げるとカウンターのど真ん中に案内された。
(嘘っ…なんで?ど真ん中)
だが、入った時から思ったが妙に女性が多いお店だ。
案内されたカウンターのど真ん中も両隣は女性客、しかも若い、賑やかである。
気分は少しずつ晴れてきた。

(写真は翌日の講習会)
取り敢えず生っ!
店員に何が人気か尋ねると、「トマトおでん」と「手羽先の柔らか揚げ」という。
刺身の盛りと3点併せて取った。
「ぎょえ、美味いよトマトのおでん! 最高っ」
トマトの中が肉詰めになっていて、まあ出汁が美味しい。
参ったなあ。
「何よこの手羽先、美味いジャン」
煮込んでから揚げてあるので柔らかい、骨までしゃぶれるなあ…味が絶妙だ。
すっかり気分を良くした私は、目の前のご主人に話しかけ、言われるままに
お勧めに日本酒を数種類呑み比べ、ワインもいただき、西京味噌焼きやシジミの酒蒸しなど…完全にヘベレケ状態。締めは何かの雑炊だったが、記憶にない。
若いけど、こだわりのご主人だった。
何にでも「拘る」職人が大好きです。
それに比べてJALのグラウンド…ん~、止めておこう!
一日の終わりを大満足で終えた私でした。
翌日…すっきり目が覚めた。
平成14、15年から続けさせていただいている葬儀司会講座。
全て私が講師として伺ったわけではないが、私が伺えない時には
弊社の別の女性講師がお世話になってきた。
15.6年続けている講座である。
今、島根県内は「1県1JA」となり、葬祭部も形の上では統一されている。
近年、各JAにおける司会技術のレベル差を気にしていたが、
それもかなり解消されてきたみたいだ。
地域別のやり方が存在するから、何でも統一するというのは難しいだろう。
それでも、各地からスタッフが集まり情報交換が進むことで
他地域の理解が深まるし、県内の葬送の変遷を知ることにもなるであろう。
また今の時代、スケールメリットを使わない手はない。
大きくなって当たり前、そうしないと勝負にならないのだ。
島根県の葬祭部の県内シェア率は45%(昨年)と高く、
島根のスタンダードなお葬式はJAのお葬式と云っても良いだろう。
実はJAのお葬式が県内のスタンダードになっているのは
佐賀県をはじめ、いくつかあるのだ。
それにしても近年の島根県。
司会に関しては、かなり上手になった。
私の知る限り、民間より上手い。
ネットシステムとモデリング学習の効果は絶大である。
いいぞ、島根県!
出来れば出雲縁結び空港に【ANA】も飛ばしてくれないかな。
では。