沖縄司会研修 (井手)

 

沖縄での司会講座は初めてだ。

 

弊社の講座に沖縄の方が参加されることは珍しくないが、

 

私が沖縄入りするのは何とも喜ばしい限りだ。

 

一気に沖縄好きになった、何度でも伺いたいと思う。

 

 

 

受講生に聞いて驚いたこと。

 

「ストーブを持っている人」…0

 

「炬燵を持っている人」…0

 

沖縄に住みたくなる気持ちが分かるでしょう。

 

それでも風邪を引くらしいのだ。

 

気温が15度を下回ると、寒いからだって。(笑)

(たるんどる!)

 

司会研修は全国どこへ行っても同じである。

 

アナウンスの基礎を学校で習う事がないから、初めて聞く話ばかり。

 

小学校から日本語の授業を組み込んだ方が良いのになあ。

 

で、葬祭に携わる方も同じであるから、間違った方向へドンドン進んでいる。

 

しかも、キャリアが長いとその傾向は益々顕著だ。

 

マイナス方向へ行き過ぎて、スタート地点のゼロまで戻るのに手子ずる。

 

可哀想だと思う。

 

自己流や勝手な思い込みで練習を続けると、もう大変。

 

言いにくいが、ニセモノ??の講師に習った人は、もっと悲惨。

 

 

 

ニセモノ?(かどうかは分からないが)の講師で思い出すのは…約21年前、

 

当時、ある有名講師が在籍する会社主催の講座に参加した。

 

講座料は15万円。

 

講座が始まった。

 

ところが、私は最初から納得できない話ばかり。

 

例を挙げると、プロ野球の解説者に野村監督と森監督が居合わせた時みたいに

 

(分かるかな)午前中から、他のご参加の皆様には悪いが、講師と言い争うような形になった。

 

私は昼飯食ったらもう帰ろう、と思っていた。

 

昼食の時、事務局の方から声が掛かった。

 

午後、試しにあなたが講師を勤めたら…と。

 

(嫌がらせか?)

 

受けた。

 

が、テキストが無い。

 

仕方がないから、板書して講座の形にした。

 

その時の受講生が後の私の会社に2人も入ることになった。

 

その日の終わり、いきなりその会社の主任講師にならないか、とのお誘い。

 

受けた。(ただ、支払った講座料5万円は帰ってこなかった)

 

嘘みたいな、ホントの話だ。

 

私は綜合ユニコム様のビジネス誌に45年連載を持たせてもらっていたが、

 

当初の号を見ると、件の社名で主任講師と出ている。

 

懐かしい話である。

 

沖縄の葬祭ホール…椅子に関して面白い話を聞いた。

 

男性用と女性用に分けているとのこと。

 

座面が湾曲しているタイプが男性用で、足が開きやすいとのこと。

 

どうしてこの発想があるかというと、北関東辺りでもそうだが

 

沖縄の本島では男女は別々に座るそうだ。

 

 

 

葬式に関しては、本来、日本人の持つ祖先崇拝…この感覚がまだ根強く残っている。

 

沖縄には事情があり、本土のように宗教が細かく分かれていない。

 

それで十分だと思った。

 

ご先祖を大切にする心があれば良い。

 

 

 

都市部は、子孫が壊滅状態だからご先祖と思ってくれる人が居ない。

 

何が悪かったのか、嫌な世の中だ。

 

 

ではまた。