最後の講習会(井手)

 

今年ラストの講習会は、私自身が受講生でした。

 

受講した講座は、

 

【普通救命講習1・普通救命講習2】~救急車がくるまでに~

 

講師は、埼玉西武消防局から3名来てくださいました。

 

いい意味で講師慣れした先生3人組でした。

 

 

 

日本では救急車の現場到着時間は約8分。

 

心臓は止まっても、また動きだしますが、

 

脳に血液が届かなくなって僅か34分で重大な欠陥が残ります。

 

脳は一度壊れたら戻りません。

ですから、市民の一次救急の担う役割は大変重要です。

 

講座は、数年前にも一度受けたことがあります。

 

ただその時はAEDの講座がカットされたので、チャンスがあればと思っていたのです。

 

実践形式でやらせていただいて、思っていた疑問も解消しました。

 

例えば、電気ショックを掛ける時、どの程度は離れればよいのかとか、

 

電気ショックの後に意識が戻ったら、装着しているパッドは付けたままか、

 

それとも外すのか、危険はないのか、とか。

 

ペースメーカーを装着しているケース、ネックレスをしている女性、

 

妙齢の女性のケースでは下着(ブラ)も取らなければならないか、

 

上にタオルなどを掛けてあげても良いのか、

 

ピップエレキバンやサロン湿布の類は、どのように対処するか…等など。

 

 

 

AEDは、自動体外式除細動器というのですが、

 

「除細動」と、「細動」とはどのような状態か、といのが理解できました。

 

 

 

また、胸骨圧迫(心臓マッサージ)では、骨折しないのか。

 

どの骨が骨折しやすいのか。

また、人工呼吸で使うフェースシールドの知識も助かりました。

 

救命の一連の流れは以前やったことがあるのですが、忘れていました。

 

ただ疑問解消が今回のテーマだから私にとっては非常にありがたい講義でした。

 

医学の専門的な知識が豊富で、尚且つ分かり易く教えてくださいました。

 

 

 

終活活動の中では、残念ながら、救命関連の講座が少ない気がしていました。

 

もっと多くの方が、救える命、命の大切さを学べればいいのになあ。

 

 

 

では皆様、良いお年をお迎えください。