30日の夕方、成田を立ち上海を経由してシャルル・ド・ゴール空港に到着。
といってもフランスは真っ暗、まだ31日朝の6時である。(これでもフライトが遅れた)こんな時間でも結構な旅行客が居るもんだ。
(-4℃の寒さの中、態々煙草をすっているT君)
ところで上海の乗継で、入国審査官がイライラしているのか怒っているのか、何せ感じが宜しくないのだ。パスポートチェックにそんなに目くじら立てなくても…
そしてそれは入国警備官も同じである。ベルトを外すのでセキュリティチェックの後はズボンが落ちちゃまずいっしょ。ベルトをしてたら急げ急げとせかされる。
この急かされるというのは、中国人の特徴かもしれない。並んでいても、いつもくっ付いてくるし、こちらはスリが怖いので感覚を少しでも取ろうとするが、必ずくっ付いてくる。酷い時には追い越していた。何の意味があるのか…不思議だ。
さてどうするか、本日の予定はシャンゼリゼ通りのカウントダウンに参加する事くらい。
というわけで、まずは宿泊予定のパリ市内のホテルへ向かった。
ここで、列車のホームや時刻は分かったのだが、切符が買えない。切符の自動販売機の前で悪戦苦闘すること10分。分かったのは、自販機にも色々あってコインしか入らないタイプやカードといってもクレジットカードは使えないタイプが多く、お札が使えるタイプは意外と少ないのだ。これは後々気づくが、これほどまでに現金を持ち歩かない社会が進んでいる。逆にいうと、スリなどの危険から遠ざけなければならないほど日本とは環境が違いすぎる。パリの地下鉄で眠っていると、身ぐるみ剥がされても文句は言えないだろう。
まだ暗い中、ホテルに到着。
一旦荷物を預けて、近くのカフェで作戦会議。
しかしトータル21時間程度のフライト、腰が痛い。
休憩後、カルチェラタン周辺を散策してみる。
セーヌ左岸、シテ島の南側に広がるパリの学生街。
リュクサンブール公園、国立劇場オデオン座、ソルボンヌ大学と見学した後昼食を摂る。
ソルボンヌ大学出身の俳優さんの名前が直ぐには出てこなくて自分の年齢を実感したが、思い出しました「長塚恭三」さんでした。
その日のランチはセーヌ川沿いで済ませましたが、現地の人が使うカフェだから、20ユーロも払っていません。大変美味しかったです。
ところが店の主人も店員も、恐らく皆さんオカマさんではないでしょうか。
(日本との違いに驚きました)
眼前に拡がるのは、ノートルダム大聖堂です。
そう云えば4年程前にパリを訪れた時、南京錠がズラリと掛けてあった橋が見当たらない、そう思って帰国して調べたら、「愛の重みで南京錠撤去」とありました。
カップルがポンデザール橋に永遠の愛の誓いの証として取り付けた南京錠の重さは45トンにまで達し、2014年夏、撤去作業が行われたらしいです。恐らく今は、メトロの駅名にもあるポンヌフに移動したのかもしれません。

明日は、ノートルダム大聖堂からスタートします。