フランス編③ (井手)

 

11日、昨夜の帰りは夜中の3時。

 

いつもの私なら新年の今日はゆっくりと寝て、普通なら雑煮・お節料理の世界なんだけど、ここはフランスのパリ、洒落ているのか、それとも只、場違いな日本人なのか。

 

世界の正月は、大したことはしていないようだ。晴れ着なんてないし、神社仏閣へのお参りなんて有り得ない。通常の日常が待っているだけ、のように感じた。カフェもいつも通り開いているし、街角の小さなスーパーも普通に営業している。祝い感がまるでない。

 

 

 

朝昼兼用で腹に何か詰めようと近くのカフェへ入る。

 

どうしてフランスの店は、トイレが必ず地下にあるのか。不思議である。

 

朝から、ペンネをいただいた。新年の一発目にパスタを食べたのは初めて。

が、なかなか美味いから参った。ビールはハイネケンだが、こちらはあまり冷やさないで飲むようだ。

先ずは、パリ4区のセーヌ川右岸にあるポンピドウ・センターへ。ここはかつての大統領で、現代芸術の擁護者でもありこの施設を発案したジョルジュ・ポンピドゥーに因んでいる総合文化施設だ。現代美術もかなり興味をそそる。只、私の場合リュックを背負っているから、必ずセキュリティチェックがあり、そしてクロークに預けるのが必然なのだ。そのために行列に並ぶ…毎回これだからホトホト嫌になった。ここポンピドウ・センターの最上階からは遠くにサクレクール寺院が見渡せた。

 

現代アートをいくつか紹介したい

 

館内は正月早々凄い人の群れだ。アートに対する感度の高さを感じた。

 

その後、コンコルド広場へ。エジプトからの寄贈品、オベリスクが建っている。

 

この場所は、マリー・アントワネットやルイ16世らが断頭台で処刑された場所だ。

 

この地で処刑されたのは1119名である。

ここから凱旋門までがシャンゼリゼ大通りである。

凱旋門まで歩いてみる。歩行者天国になっている道の左右には、多くのお店で賑わいを見せていた。唯一、正月らしさが感じられたのはこの通りくらいか。

 

 

シャンゼリゼ大通りの様子は、ビデオでもどうぞ!

フランスのお化け屋敷も映っています。

 

ゆっくりし過ぎてセーヌ川沿いのクルーズ船乗り場に送れそうになる。いい年こいたオヤジが二人でセーヌ川沿いをダッシュした。良い思い出だ。

 

「かずお、バウチャー(予約券)出せるか?」

 

「俺も走ってるし、しかもリュックの中…出せるよ」

 

ハンデを背負って20メートルほど遅れる。エッフェル塔の袂である。

この距離を追いつくのが、何故かきつくて、楽しかった。

 

 

今日のメイン、ディナークルーズ。

 

オヤジ二人じゃ絵になんないから写真は大幅に割愛します。

船上から見た景色を少々

 

 

男二人でディナークルーズはない…という結論に達しました。

 

帰りにホテル近くのバーで飲み直し。

天上には珍しく、フランス風の漫画が。

 

 

酔った所で帰りました。

 

明日は私の希望で、ムーラン・ルージュ。