いよいよ春だな。
今年もスタートしたか、という気分で迎えたベーシック講座。
このベーシック講座だけでも21年目に突入しています。
しかし、講座は長く続くから良いというわけではありません。
どれだけ汗を掻く程の努力をし、時代のニーズに合わせ、内容を何度も吟味して、
足らなければ講師が自ら学びに出向くということの繰り返しで成立させるのです。
元来、中味なんぞ無い男ですから、20年前くらい前から湖のアヒルでした。
(表向きはじっとしていそうだが、水面下では足をバタバタさせている)
自分としては、金属(勤続)疲労が怖く、またアウトプットが空になるのも嫌で
常にインプットを意識して学んでいましたが、実は数年前から温故知新でした。
スタート時を想い返し、そこで得たのは…
「モデリング学習+音法理論」で徹底的に基礎理論を叩き込めば、やがて芽は出る。
ブレイク時期の個人差はありますが、今はCD教材が威力を発揮します。
つまり、受講生が勝手に上達していくということです。

なぜ今まで、このように出来なかったのか?
それは、私が講師として未熟だったからに他なりません。
私の司会講座は、受講生が持っている「言語感覚・音声感覚」の能力を
訓練したり開発したり、本来持っているものを引きだすだけで良かったのです。
それだけで良いということがやっと理解できました。
その為に、与えられた時間をどう使い、どうするかです。
そのどうするかも相手に応じて、自然と掴めつつあるようです。
やっと講師らしくなれるか?
そんなモヤモヤした気持ちでいる時、エデュケイション(education)は「教育」と、
単純に同義のように訳されていて、日本では同じ意味だと思われがちですが、
エデュケイション(education)の語源はラテン語の「educatus」で、
「e」は外へを意味する接頭語、「education」の基になった「ducere」は「導く」で、
まさに「能力を導き出す、引きだす」という意味だと知りストンと腑に落ちました。
次回は4月14日に同様の講座を開催します。
ご興味のある方は是非ご参加ください。
今回の講座報告は、次回。
では。