【ベーシック講座】は、常に進化している。
テキストのリニューアルは勿論、数種類のテキストの組合せ方法や内容も止まる所無し。
現在はCDを渡しているが7~8年前までは「MP3再生機」を受講生全員分用意した。
毎回、講習の度に異なる音声を全てのSDカードに入れて準備していた。
稀にSDカードを盗まれたこともある。(因みに、お経本も盗まれたことも…)

FUNET上で受講生用のログインPWを作り、音声だけを聞かせていた時期もある。
FUNETのトップ画面では、今でも月毎に変わるナレーションを毎月ひとつアップし続けている。(無料ですから聞いて下さい)
最近は、事前学習の大切さを考慮して、テキストもCDも事前に郵送する。
ユニコム様には感謝だ。面倒な講師である。
それぞれの予習時間は異なるが、驚異的に参加者の成績が上がった。
テキストには説明が事細かく書かれていて、読めば分かるようになっている。
だから、私はテキストと同じ事はあまり喋らない。
相手が聞きたがっていること、知りたがっていることに、時間を割ける。
そして、実演中心の徹底トレーニングが可能なのだ。
というより、実演中心にするには現時点ではこのやり方しかない。
実は、他の方法も若干考え付いているが…
さて今回のトピックは何といってもこれ。
関西方面から葬儀社の社長様が参加された。
司会を一声聞いて「ん、巧いなあ」と思った。
色々実演をやっていただくと、かなり出来る方であった。
講座終了後、彼が私に寄って来て、
「実は、10年くらい前にこのベーシック講座に参加しまして…」
「え!、…全く知りませんでした。」
「そうですよね、分かりましたけど」
「私、その時、酷い事を云っていませんか?」
「はい、下手とか…ボロカスに言われまして(笑)」
「(笑ってくれている)ごめんなさい、本当にアホな講師ですから」
「いや、言っていただいて大変良かったと思っています」
「いえ、申し訳ありませんでした」
ここ数年、こんな例ばかりである。
皆さん、驚くほど巧くなっていて、ある意味リベンジに来るのだ。
いい意味の「リベンジ」だが。
件の社長、新幹線の中で最高のビールを飲んでいるはず。
良かったです。
次回「ベーシック講座(アナウンス強化編)」は4月14日です。
ご参加ください。