普段からジジは、勉強を頑張れ頑張れ息子に言います。
ある日の食事の祭、息子がテストで100点取った!とジジに報告すると、
「じゃあ、100点3枚取ったら、頑張ったご褒美に何か買ってやる」
なーんて約束をしていましたが、ジジはお酒で上機嫌だったものだから
私は不安でなりません。
小学校では単元が終わる度にまとめテストが行われるので
1教科1枚という訳ではなく、たくさんあるのです。
しかも学年末ということもあり、「総まとめ」として
ここのところテスト三昧。
俄然やる気を出した息子は、案の定、100点ばかり持って帰ってくる。
すごい。これには本当に感心しました。と同時にその単純さも可愛く思えたり。
そしていざ息子がジジに電話で報告し、その様子を横で聞いていたら、
ジジはなんのこっちゃという様子。ほ~らやっぱり忘れてる。
しかも息子の考えだと、3枚でご褒美ひとつ、6枚でふたっつ、9枚で・・・
という計算になっている。おそろしや(笑)
子供に調子のいいことは言ってはいけません。
ジジはババに「約束したからには守りなさい」と
こっぴどく叱られ反省したようです(笑)
どうなることやら。
まぁでも、ご褒美の成果とはいえ本当に頑張りました。
私はご褒美にはならないかもしれないけど、
「どこか遊びにいこうか」と提案し、「あそこに行ってみたい」という
息子の希望を取り入れながら春休みの計画を立てています。
↓ご褒美のあげ方についてこんな記事がありました↓
“アメリカではご褒美のあげ方について、ハーバード大学のフライヤー教授の研究グループは9.4億円もの資金を使い約3万6千人もの子どもたち(小学2年生から中学3年生)を調査しました。その結果、このご褒美のあげ方1つで、学力の伸び方が全く異なることが分かったのです。
A:「次のテストで良い点をとったら◯◯を買ってあげる。」
B:「本を読んだら◯◯を買ってあげる。」
この問題は、テストという勉強の成果(アウトプット)か、読書という勉強の過程(インプット)のどちらにご褒美をあげると良いのかという問題です。
結果はABどちらの子どもたちも、やる気まんまんだったにも関わらず、Bの「インプットに対するご褒美」をあげた子ども達の方が、テストの結果は良くなったのです。
(実際の実験では、前回よりも良い成績をとることがご褒美の対象)
教育経済学者の中室牧子氏は、著書『「学力」の経済学』でこう言います。
“「鍵は、子どもたちが「ご褒美」にどう反応し、行動したかということにありました。「インプット」にご褒美が与えられた場合、子どもたちにとって何をすべきか明確です。本を読み、宿題を終えれば良いわけです。一方、「アウトプット」にご褒美が与えられた場合、何をすべきか、具体的な方法は示されていません。」”
"
つまり、子どもたちは、どれだけやる気があっても「良い点をとる」ために、具体的に何をすればよいのかイメージできないのです。
参考・参照サイト:http://cocohug.net
学力を上げるご褒美VS下げるご褒美