無意識の誘導(Nishida)

 

16日間の春休み。仕事の日はお弁当持参で学童に通います。

 

お料理は好きなんですが、毎日のお弁当となると・・・どうも苦手。

 

キャラ弁なんか一度も作ったことがありません。

 

やたら手で触るような気がして()

 

だけれど基本、手作りで・・・

 

なんて考えてしまうと、拘って気疲れしちゃうのです。

 

要領が悪いものだから時間もかかる。

 

そんな訳で、学校の長いお休みはげんなり。

 

給食って本当に有難い。

 

 

 

春休み初日。お迎えに行くと息子が

 

「今日のお弁当は100点中97点!」と突然言い出し、

 

「おー、おしい!」なんてやり取りをしましたが、

 

さして気にも留めていませんでした。

 

 

 

そして翌日のお迎え時「今日は98点!」と、採点は続いていました。

 

「え~、どうしたら100点になるかなぁ」と聞くと、

 

「今日のつくねは旗に刺してくれれば100点だった」

 

「旗・・・旗ね」

 

そんなふうに息子は母を上手いことやる気にさせたのでした。

 

 

 

それから連日気合を入れるけれど、なかなか満点が取れない。

 

そして最終日、ようやく出ました100点満点!

 

 

 

・・・なんだかうちの息子、誘導心理学のようなことを無意識に、

 

しかも見事にやっている気がする。

 

その証拠に、お弁当作りが全く苦ではなかった()

 

そして最後は満点で達成感を与えているところもお見事。

 

どちらが親でどちらが子どもか分からない()

 

 

 

「今日もおいしかった!!」の笑顔だけで充分幸せだったけれど、

 

これはこれで面白い。

 

 

 

END