ちょっと前の残念なニュースだけど、6カ月の男児が亡くなった。
生後4か月頃から、市販のジュースに蜂蜜を約10グラム混ぜて1日2回、
離乳食として与えられていたそうだ。
ところが、2月20日に痙攣や呼吸不全などの神経症状が出て入院。
乳児ボツリヌス症と診断され、3月末に亡くなった。
※因みに、乳児ボツリヌス症の原因となる食品は以下。
・蜂蜜
・自家製野菜スープ
・井戸水
・コーンシロップ
・缶詰などがある。
蜂蜜には、「1歳未満の乳児には与えないで下さい」と表示されていたらしい。
また、離乳食に蜂蜜を使わないことは母子手帳にも書かれ、
乳児健診でも指導されている。
赤ん坊は腸内環境が整っていない。
「知らなかった」では済まされない…誠に…残念である。

日本では、1987年に1歳未満の乳児にハチミツを与えないように通達がでている。
30年前か、じゃ私が小さい頃は、この通達は出ていなかったということだ。
だから年配の方は「昔は与えていたのに…」と疑念を抱く方もいるだろうが、
世の中は新たな発見などで少しずつ変わっている。
世代間で子育ての常識が違ったりする。
「以前、やっていたことが今ではダメだ」とされた例は枚挙に暇がない」
例えば、うつぶせ寝には突然死のリスクがあることや、
口移しで食べ物をあげると虫歯菌がうつるとされている。
昔の赤ちゃんも、現代の赤ちゃんも一緒である。
昔の赤ちゃんの方が、圧倒的に死亡率が高いのだ。
折角、医学も科学も進歩したのに…残念だ。