子供を守る「ガイド50」

 

昨年、6歳男児が洗濯機の浴槽の中で窒息するという事件があった。

 

確か事の顛末は…その日、新しい洗濯機を購入し自宅へ運んでもらった。

 

6歳男児も嬉しそうに覗き込んではいたが、

 

その時は浴槽の中に入ろうとする素振りは見せなかったという。

 

朝になると、横に寝ているはずの子供がいない。

 

部屋中探し回って、浴槽の中で見つけた時には…

 

既に窒息死していたとの事。

 

驚きである。

 

この洗濯機は、中に入って蓋をすると、大人の力でも開かないように出来ていたらしい。

 

新しい製品が出ると思わぬところに危険が潜んでいたりするものだ。

 

窓のブラインドの紐なども子供の窒息死に繋がる。

 

公園の遊具も同じ、楽しいけれど目を離すと危険だ。

 

 

そこで昨年、子供に安全な製品作りに関するルールの指針となる「国際規格」が

 

日本国内に於いても適用されるようになりました。

 

子供が危険な目に遭わないように考慮すべき点が示されており、メーカーだけでなく

 

出来ればお子さんがいらっしゃる消費者にとっても参考になると思います。

 

この国際規格は「ガイド50」として、昨年12月日本工業規格(JIS)として制定されました。

 

 

 

ガイド50より引用

 

 

この規格の核心は「子どもは小さな大人ではない」という記述にあります。子どもは単に大人よりサイズが小さいというだけではありません。そのために或る「もの」に触ったり近づいたりする時に意外な形で怪我をすることがあります。子どもは生まれた時から急速に成長しますが、身体の各部分の成長、運動能力や生理機能の発達、認識力の発達などは一様ではなく、更に子どもは旺盛な好奇心によって危険を知らないで新しいことにチャレンジしようとします。「ガイド50」にはこのような子どもの特徴を系統立てて解説し、それによってどのような怪我のリスクがありうるか、それにどう対処するべきか、という視点で様々な事例を挙げて詳しく記述してあります。子どもの怪我の予防を検討したい場合に、誰にとってもこの規格は極めて有効な情報を提供してくれます。

 

 

 

以上

 

 

 

やはり安全な製品作りには、子供の年齢に応じた行動についても知るべきである。

 

新生児~3歳頃までは何でも口に入れようとするし、1歳~4歳は物を投げる子が多い。

 

そして何より子供は小さなスペースに入り込むのを好む傾向にある。

 

 

 

企業と消費者が協力し合って、より安全な商品を世に送り出してもらいたい。