「岡山行き」が多い理由 (井手)

 

明日から岡山である。

 

5月から葬祭初級講習会や葬祭ディレクター技能審査試験対策で

 

毎年34回は必ず岡山へ行く。

 

埼玉を出て品川まで行き、そこで新幹線に乗り換えても、

 

品川~岡山間は約4時間弱…座って行くに限界だ。

 

いっその事、九州辺りまで遠い方が飛行機だから楽かもしれない。

 

岡山だって飛行場があるので、飛行機でいけない事はないが便数が少ないのだ。

 

やはりここは新幹線が一番だろう。

 

 

 

 

何年も岡山に通う中、東京からの下り「岡山行き」が「ひかり」に多いのに気付く。

 

勿論「のぞみ」も「広島行き」が妙に多い。

 

最近、その理由を知った。

 

 

 

新幹線の車両基地は、大阪・岡山・広島・博多とある。

 

岡山で停まる理由は、山陰地方への乗り換えもあるだろう。

 

只、意外と山陰地方の人は、京都か新大阪で乗り換えているようだ。

 

 

 

「岡山行き」ということは、岡山の車両基地に収まるということになる。

 

だから「ひかり」の登り東京行きも多い。

 

ということは「のぞみ」だったら、広島発「のぞみ」東京行きも多いということ。

 

 

 

一般に考えて、新大阪で停まった方が利益は上がる、と考えていた。

 

実際、新大阪で殆どの方は下車するし、運転手も車掌も変わる。

 

新大阪止まりにすると、ちょっと拙いことがあるのだ。

 

何だか分かりますか?

 

 

 

新大阪駅の新幹線の五つのホームには、1日上下300本以上が停車する。

 

新大阪を発着駅にすると、折り返しの清掃作業などの間はホームが塞がる。

 

しかも、JR東海が管理する大阪の車両基地は飽和状態。

 

下りを岡山行きにすると、新大阪は一時停車するだけで「混雑」が緩和するという。

 

 

 

なるほどね、新幹線の清掃業務がいくら早くて正確だとしても、

 

岡山まで運転手と車掌とが交代してでも行った方が良いわけだ。

 

 

 

では今年も4時間以内は新幹線で。

 

因みに、東京~広島間がギリ4時間。

 

これは、新幹線が空路より優位になるとされている「4時間の壁」タイムリミットです。