明日から岡山である。
5月から葬祭初級講習会や葬祭ディレクター技能審査試験対策で
毎年3~4回は必ず岡山へ行く。
埼玉を出て品川まで行き、そこで新幹線に乗り換えても、
品川~岡山間は約4時間弱…座って行くに限界だ。
いっその事、九州辺りまで遠い方が飛行機だから楽かもしれない。
岡山だって飛行場があるので、飛行機でいけない事はないが便数が少ないのだ。
やはりここは新幹線が一番だろう。

何年も岡山に通う中、東京からの下り「岡山行き」が「ひかり」に多いのに気付く。
勿論「のぞみ」も「広島行き」が妙に多い。
最近、その理由を知った。
新幹線の車両基地は、大阪・岡山・広島・博多とある。
岡山で停まる理由は、山陰地方への乗り換えもあるだろう。
只、意外と山陰地方の人は、京都か新大阪で乗り換えているようだ。
「岡山行き」ということは、岡山の車両基地に収まるということになる。
だから「ひかり」の登り東京行きも多い。
ということは「のぞみ」だったら、広島発「のぞみ」東京行きも多いということ。
一般に考えて、新大阪で停まった方が利益は上がる、と考えていた。
実際、新大阪で殆どの方は下車するし、運転手も車掌も変わる。
新大阪止まりにすると、ちょっと拙いことがあるのだ。
何だか分かりますか?
新大阪駅の新幹線の五つのホームには、1日上下300本以上が停車する。
新大阪を発着駅にすると、折り返しの清掃作業などの間はホームが塞がる。
しかも、JR東海が管理する大阪の車両基地は飽和状態。
下りを岡山行きにすると、新大阪は一時停車するだけで「混雑」が緩和するという。
なるほどね、新幹線の清掃業務がいくら早くて正確だとしても、
岡山まで運転手と車掌とが交代してでも行った方が良いわけだ。
では今年も4時間以内は新幹線で。
因みに、東京~広島間がギリ4時間。
これは、新幹線が空路より優位になるとされている「4時間の壁」タイムリミットです。