3月のライオンと言う映画が上映中だ。
私はまだ観ていないが、原作はマンガで将棋の世界を軸に人生を描く作品だ。
この話で10代の主人公が大人たちを次々と撃破していく下りがある。
しかし現実では、フィクションで描かれた以上の事が起きている。

藤井聡太4段だ。
昨年、プロデビュー戦で、現役最年長の加藤一二三九段を打ち負かした。
2人の年の差は62歳2カ月である、(これが記録上では最多年齢差)
公式戦勝利の史上最年少記録を更新した。
実は加藤棋士は故郷が近く(福岡県嘉穂郡)、
当時の史上最年少棋士・史上初の中学生棋士として地元では有名である。
彼は、戦前生まれの名人経験者であり「神武以来の天才」と呼ばれた棋士である。
これだけでも勿論凄い。
その後、彼は勝ち続け10連勝…これも新記録だ。
しかし藤井聡太棋士は、驚くべきことをやってしまう。
公式戦ではないが、藤井聡太四段「炎の七番勝負」と言う番組(将棋チャンネル)で
あの羽生善治三冠も打ち負かしてしまう。
1996年に将棋界で初の7タイトル独占をした男をあっさり破るなんて…
そして彼も加藤一二三、谷川浩司に続く史上3人目の中学生棋士だったのだ。
藤井聡太棋士。
新聞は1面から全部読むそうである。中学生が…と思わざるを得ない。
愛読書は、司馬遼太郎、沢木耕太朗だという。
現実がフィクションを完全に置いてけぼり。
凄すぎる。