現実がフィクションを追い越した (井手)

 

3月のライオンと言う映画が上映中だ。

 

私はまだ観ていないが、原作はマンガで将棋の世界を軸に人生を描く作品だ。

 

この話で10代の主人公が大人たちを次々と撃破していく下りがある。

 

しかし現実では、フィクションで描かれた以上の事が起きている。

 

 

 

 

藤井聡太4段だ。

 

昨年、プロデビュー戦で、現役最年長の加藤一二三九段を打ち負かした。

 

2人の年の差は622カ月である、(これが記録上では最多年齢差)

 

公式戦勝利の史上最年少記録を更新した。

 

実は加藤棋士は故郷が近く(福岡県嘉穂郡)、

 

当時の史上最年少棋士・史上初の中学生棋士として地元では有名である。

 

彼は、戦前生まれの名人経験者であり「神武以来の天才」と呼ばれた棋士である。

 

これだけでも勿論凄い。

 

その後、彼は勝ち続け10連勝これも新記録だ。

 

しかし藤井聡太棋士は、驚くべきことをやってしまう。

 

公式戦ではないが、藤井聡太四段「炎の七番勝負」と言う番組(将棋チャンネル)で

 

あの羽生善治三冠も打ち負かしてしまう。

 

1996年に将棋界で初の7タイトル独占をした男をあっさり破るなんて

 

そして彼も加藤一二三、谷川浩司に続く史上3人目の中学生棋士だったのだ。

 

 

藤井聡太棋士。

 

新聞は1面から全部読むそうである。中学生がと思わざるを得ない。

 

愛読書は、司馬遼太郎、沢木耕太朗だという。

 

 

現実がフィクションを完全に置いてけぼり。

 

凄すぎる。