私の感覚が少し古いのかも知れないが、
ラーメン全国大会なる催しがあると、
1位は「一蘭」か「青葉」と決まっているだろうと思っていた。
ところが最近、テレビで佐野ラーメンの人気が高いと聞く。
竹で打った独特のこしのある麺を味わってみたい。
そんなことを思っていたら…面白い統計が出ていた。
総務省の家計調査(2014年~2016年平均)によると、
ラーメン外食費での全国一位は、とんこつで有名な福岡でもなく、
かといって札幌ラーメンで知られる北海道でもなかった。
全国の政令指定都市や県庁所在地の中で、
1世帯当たりのラーメン(中華そば)の外食費ナンバー1は、
余りに伏兵で予想すら出来なかったが「山形市」であった。

■1世帯あたりの中華そば(外食)への年間支出金額
①山形市 1万5622円
②新潟市 1万1900円
③福島市 1万917円
④宇都宮市 1万541円
何で山形?
私は山形県内では、新庄の「鶏モツラーメン」という美味しいラーメンしか知らない。
この調査によると、山形には色々なラーメンがあるという。
「冷やしラーメン」「煮干し昆布風味の酒田ラーメン」「縮れ麺の米沢ラーメン」
「南陽の辛みそラーメン」そして私も知っている「とりもつラーメン」と、
山あり海ありの起伏に富んだ環境からそれぞれの一杯が生まれ、飽きさせないと言う。
そして山形といえば蕎麦屋が多く、その蕎麦屋の感覚は「食堂」という意識らしい。
だから平気でラーメンも出す。そういう意味で抵抗がないのであろう。
ちょっとこちらの感覚では想像できないが…
山形のイメージは、果物が美味しい、特にさくらんぼは絶品、
もうフランスでは作られていないラフランス。野菜も旨い。芋煮が旨い。米沢牛など…
腹が減ってきた、今度山形へ行ったら、ラーメンを頼みましょう。
では。