今年から年3回の開催に変更になった3日連続開催の葬祭初級講習会。
思い返せば、21年前に年2回の開催からスタートしたのではないだろうか。
それも関東と関西で1開催ずつ。
やがて年3回開催となり、秋も開催して年4回開催となっていた(多分)。
考えてみれば、秋にも初級講習会を開催するのは珍しい。
秋の僅かな異動だけでなく、それぐらい受講予備軍がいたということだろう。
しかし、新人には春風が一番似合う。

今回の参加者は24名。
北は秋田から新潟の佐渡ヶ島、南は沖縄宮古島までと多彩だ。
受講生の年齢がこんなに離れているのも珍しい。
全農様が独自に設けた資格制度「シニアディレクター」受験のために参加される
ベテランの方々(業務経験10年前後)と「まるで新人です」というような
初々しい方々とのマッチングが、JAならではの家族的な雰囲気もあり、
また私が担当する日が最終日の3日目でもあるので、
同じ釜の飯を食って研鑽し合った仲間になっていた。
これは珍しいなあ、15年くらい前にはよくあったケースだが最近はとんと縁がない。
今回のマッチングがたまたま絶妙だったのだろう。
こういうのを目の当たりにすると、私も組合員ながらJAの良さを痛感した。
講座自体はいつもと同じ。
皆が司会者になるわけでもないだろうからと、司会の実演を抑えてその代わり
「言葉」と「文字」は別物で人間は文字を手に入れた途端ある大事な感覚を喪失する、
そんなお話を中心に、所謂、意外な、ちょっと驚きのアナウンスの基礎を知っていただいた。
皆さん音声CDはしっかり聴いて下さい。
3日間、大変お疲れ様でした。