食品業界、中でも的をグッと絞ってカップ麺の世界はとどまる所を知らないようだ。
世界80カ国以上で販売されているし、累計ではとうに400億食を超えているらしい。
日本が生んだ世界に誇るスーパースターだ。
その出発はチキンラーメン。
「熱湯3分」に命を掛けるような熱い思い
46年前のことである。
日清製粉創業者・安藤百福が生み出した。
幼かった頃、このカップ麺を食べた世代は、既にシニアである。
カップ麺と共に人生があったと言えば大袈裟だろうか。
しかし、カップ麺は既に宇宙食として採用されている。
もはや人類には欠かせなくなりそうだ。
振りかえれば、浅間山荘事件の時、自衛隊が貪っていたのを覚えている。
TVに映る屈強な隊員が食する姿は強烈な印象を残した。
それ以降、自衛隊は自分たちの食事風景を見せない。

それは私が中学生の頃、新発売された「カップヌードル」だった。
しかし、友達は何か勘違いをしていたらしく
「カップル・ヌード」が発売になったと、興奮していたが。
単純に馬鹿な奴だ。
裸電球が照らすだけの小さなトタン屋根の小屋から誕生したカップ麺。
宇宙開発事業団との共同開発のカップ麺「スペース・ラム」は2005年、
スペースシャトル・ディスカバリーに持ち込まれている。
シャトル内の温度は70℃まで、5分で完成。
(あー宇宙で食べてみたい)
無重力状態でも大丈夫なように様々な工夫が施されたらしい。
凄いなあ、カップ麺…宇宙のように末広がりだ。
どこまで行くのだろうか。
誰か「法事麺」とか「故人麺」とか、遺族が具材を自由に選べたり、味付けの好みを決定できたり、お葬式用のオリジナル引き物「故カップ麺(○○家オリジナルバージョン)」が誕生しないかな。
では。