最近の歯科医で人口に膾炙しているのが、表題の「8020」である。
何のことかというと、80歳で20本。
つまり、80歳まで20本の歯を維持しようということ。

現在、人口の約半数が50歳以上という歪な構成の日本。
医療・介護の社会保障費は益々高騰し、この先も天井知らず。
「8020」は平成元年から厚生労働省が始めましたが、
医療費の高騰が国を滅ぼすのではと思われ始めた頃から、脚光を浴びています。
高齢者でも自分の歯がたくさん残っている人は、
医療費をあまり使っていないという所に目を付けたのでしょう。
歯の本数と健康度は、比例するのでしょう。(多分)
この運動、確かな広がりを見せ効果もそれなりにでているようです。
それでも削減にまでは至らず、毎年1兆円増加しているようです。
歯を残せば健康でいられます。
介護されることも今よりは少なくなるでしょう。
認知症の予防にもつながるとか。
認知症の行方不明者は、全国で約1万5千人。
大変な世の中です。