エンディング産業展で…(井手)

 

1時間だけの講座でしたが、楽しかったです。

 

本来は、言葉が誕生する4つの条件の話や、鳥や鯨が歌ったり喋ったり…

 

 

 

しかし、人間は言葉が誕生してから文字を発明するまでに、

 

気の遠くなるほど経過しなければならなかった時間の長さ…

 

今でもアイヌや民族によっては文字を持たない人々は存在する話など、

 

現代のアナウンスに繋がる大元の話を展開する予定でしたが、

 

ネット申し込みだけで直ぐに満席になったこともあり、

 

「参加者は、役に立つ実践的な司会の話を求めているのでは…」

 

と考え、テキストを修正しました。

 

 

日本に於いては、奈良時代、万葉仮名が生み出されます。

 

万葉仮名は、漢字の意味は無視して、その音だけを使って日本語に当てはめていく

 

チョットしたクイズのような日本語の書き方になります。

 

 

「都奇見禮婆」

 

これは、現代の漢字とひら仮名で表すと「月見れば」となります。

 

正直、不便ですよね。

 

 

 

そこで、漢字の一部を取り出して「カタカナ」が、

 

漢字の形を崩してデザインしたのが「ひらがな」になります。

 

第二次世界大戦前までの教科書は、カタカナと漢字で作られ、

 

第二次世界大戦後は、主にひらがなと漢字で作られていますね。

 

 

 

「かな」という言葉は、中国の漢字を「真名(まな)」…本当の名前の意味、

 

に対しての言葉ですから、仮の名前ということで「仮名」と呼ばれているのです。

 

 

このように多少は文字の歴史を紹介しながら、アナウンス理論「音法」の説明。

 

音読とは、全く異なる「音法(おんぽう)」の話を中心に、

 

対比を使って上手く聞こえる司会アナウンスを分析、実演等々。

 

 

 

楽しみながら誰でもできる「能力アップのためのメソッド」を紹介したりして

 

大いに盛り上がった1時間でした。