葬祭クイズ【3】井手

 

葬祭ディレクター1級や2級を取得すると、厚生労働省認定の技能検定資格を有しているということになるので、葬儀社の登竜門的試験になっているのでしょう。

 

では、3日目ラストです。

 

10問の正誤問題です。

 

正しいものに「〇」、誤っているものに「」をつけなさい。

 

  1. 神道のお葬式で、斎主が祭詞を申し上げる際、参列者は軽く頭を下げますが、これを(けい)(せつ)と言います。

  2. 法定後見制度には、任意後見制度と違い「取消権」があります。例えば、判断能力が欠けている本人が不要な日用品を購入してしまっても、成年後見人がその契約を無効にすることができます。

  3. 「特別方式」は、遺言者が「普通方式」の遺言が不可能な状況にある時に認められる方
    法で、遺言者が普通方式の遺言を行うなどが可能になって60日間生存した時には無効となります。

  4. 鳩摩羅什は、玄奘と共に二大訳聖と言われ、『仏説阿弥陀経』や『妙法蓮華経』などを漢訳しました。

  5. 支払われた死亡退職金は、遺族の固有の財産となるため、相続の対象とはみなされません。

  6. 「死体」は「死者の身体」という中立的な言葉です。法律では「死体」と表現されます。それに対して、全ての死者に対して敬意をもって取り扱う覚悟が「遺体」という言葉には秘められています。

  7. 一般にプロテスタントの葬儀は、葬儀業者が司会を行うことはありません。

  8. 天台宗の引導作法では総回向の「願似此功徳 平等於一切 同発菩提心 往生安楽国」を唱え、法儀終了となります。

  9. 一遍が比叡山で学んだ後、阿弥陀如来より「自他融通の念仏」を受けて、融通念仏宗を開きました。

10. イスラム教では、喪服は基本的には3日間で、この間に弔問を受けます。弔問の主たる目的は死者の身内を慰めることにあります。

 

解答

 

1. 

 

2.  ×…日用品の購入など「日常生活に関する行為」は取消しの対象にならない

 

3.  ×…「60日間」ではなく「6カ月」

 

4. 

 

5. 

 

6. 

 

7. 

 

8.  ×…正しくは、願似此功徳 平等於一切 同発菩提心 往生安楽国願似此功徳

 

 普及於一切 我等与衆生 皆共成仏道

 

9.  ×…正しくは、一遍良忍

 

10. 

 

 

 

9月20日、受験される方は万全の体調で試験に臨んでください。

 

頑張って。

 

では。