老後破綻 (井手)

敬老の日のニュースを見て…

 

全国で100歳以上の高齢者が47年連続で増え続け、この20年間では6.7倍にもなる。

65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合が27.7%前年より57万人増で過去最高。

90歳以上は初めて200万人を超え、206万人となった。

 

100歳以上の人数を都道府県別にみると、

人口10万人当たりの割合で最も多いのは5年連続で島根(97.54

次いで鳥取(92.11)、高知(91.26)、鹿児島(91.20)、佐賀(85.02

逆に最も少ないのは埼玉(32.09)で、愛知(35.01)、千葉(37.83)、大阪(40.29)、

神奈川(40.86)の順だった。

 

栄養状態の向上、医療技術の進歩などを背景に長寿者は増える一方。

それはそれで有り難いニュースだが、今の少子化、過疎化で支え手は不足している。

人口は減り続けるのに、100歳以上は増え続けるのだ。

 

支え手の問題だけでなく、医療や介護の社会保障費も重くのしかかる。

増え続ける社会保障費をどこから捻りだすつもりなのか。

 

 

 

現在、65歳以上の高齢者人口が推計で3500万人を超えた。

今後、さらに増えていく。

社会保障費は見直しの連続、結局、高齢者に負担を求めるしかない。

一方で年金は目減りするだろう。

 

長生きすることが本当にいいことなのかと思えてしまう。

最悪だ。

恐ろしい大負担増時代がやって来る。

老後破綻への不安は避けられないなあ。

 

 

では